研究課題/領域番号 |
11650535
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
水工水理学
|
研究機関 | 東京理科大学 |
研究代表者 |
西村 司 東京理科大学, 理工学部, 教授 (40103064)
|
研究期間 (年度) |
1999 – 2000
|
研究課題ステータス |
完了 (2000年度)
|
配分額 *注記 |
3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
2000年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
1999年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
|
キーワード | NOAA / AVHRR / HRPT直接受信 / 海洋乱流 / 組織的渦構造 / 海洋海岸環境 / 黒潮 / 湾流 / データベース |
研究概要 |
本研究の目的は、日本列島周辺海洋乱流場における組織的渦構造の流れ学的性質を明らかにして、海洋環境評価の際に不可欠な海洋乱流場の知識基盤を提供することにある。黒潮の卓越する本海域の乱流強度は北大西洋西岸の湾流域のそれに匹敵する。だが、乱流のエネルギー保有成分である中規模渦の組織的渦構造については、その計測技術上の制約のために、湾流リングに相当するほどの流れ学的知識は得られていなかった。本研究では、海洋気象衛星NOAAからの高解像度HRPT直接受信によってこの技術的問題に対応し、日本列島周辺海洋乱流場の流れ学的知識基盤をインタネット上に構築して公開している。 当該研究期間にわたって、高解像度NOAA/AVHRRデータを収集し、海洋乱流場の可視化を行なった。晴天が継続した場合、サンプリング時間数時間のSeaMark追跡法を適用して海面流速ベクトル分布を計測し、NOAA画像や串本-浦神潮位差時系列などと総合して、日本列島周辺海洋乱流場の流れ学的記述を行なった。米国海洋大気庁のデータベース(NOAA/Satellite Active Archive)より湾流のNOAA/AVHRRデータの提供を受け、上記と同様の海洋乱流場解析を行なった。解析結果は、各種主題図に画像化された。得られたデータや情報は、インタネットサーバに蓄積されて公開された。研究成果は報告書「Coherent structure inside the Oceanic Turbulence around Japan-Island Chain(3rd version)」にまとめ、上記のインタネットサーバに置いて公開している。
|