研究概要 |
1998年4月に新規供用された本国道路の明石ルートを対象に,供用開始に伴う時間短縮および将来時点における料金変更によって誘発される交通量の変化を的確に予測する手法の開発を目的とする.この研究目的の達成のために.本研究では以下の各項目の検討を行った. (1)交通需要における誘発交通の一般的な概念の整理 (2)既存研究レビューを踏まえた本国道路における誘発交通需要のとらえ方の明確化 (3)パネルデータを用いた誘発交通需要推計方法の構築 この中で,とくに(3)の誘発交通需要推計においては,誘発交通が供用開始前後における需要関数の構造的変化に伴って派生したものとしてとらえ,本回間の年間移動頻度を推計するモデルを供用前後のパネルデータにもとづき同定化することを試みた。 これらの詳細な検討結果については,最終報告書として取りまとめを行い,成果の公表を行うものとした。
|