研究課題/領域番号 |
11650548
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
交通工学・国土計画
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
樗木 武 九州大学, 大学院・工学研究院, 教授 (20039663)
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研究分担者 |
中村 宏 (株)福山コンサルタント, 福岡支店, 次長(研究職)
梶田 佳孝 九州大学, 大学院・工学研究院, 教授 (30284532)
辰巳 浩 九州産業大学, 工学部, 助教授 (50243895)
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研究期間 (年度) |
1999 – 2001
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研究課題ステータス |
完了 (2001年度)
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配分額 *注記 |
3,100千円 (直接経費: 3,100千円)
2001年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2000年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1999年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
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キーワード | 土地利用 / 交通需要構造 / 都市構造 / 土地利用計画 / 交通需要予測 / 交通計画 / パーソントリップ / 交通目的連関 / 交通行動特性 / 都市構造分析 |
研究概要 |
近年、少子高齢化が進み、また女性の社会進出、産業経済のソフト化など、社会経済のパラダイムシフトといっても過言でない程の都市活動の変化がある。そして、このことが都市の土地利用構造に影響を及ぼし、また交通需要構造の根源的変化をもたらしつつある。 従って、都市の土地利用計画や交通計画に際し、社会経済の潮流変化を適切に考慮することが求められる。また、それら両者の関係に着目しながら従来の両需要構造の変容を展望し、あるいは両者の関係について考察し、予測システムを構築する必要がある。 本研究は、これらの点に着目し展開を図ったものであり、主要な成果は次の3点である。 (1)個人属性に着目して、交通の生成、発生・集中および発生時刻分布の構造把握と、それら一連の予測システムを構築した。結果は、都市の社会・経済活動のパラダイムシフトを陽に捉え、交通需要構造の解明と将来予測を可能にするものである。 (2)都市の土地利用の変容構造を解明した。すなわち、土地利用の変容は、プロジェクトの推進による部分と確率的推移にもとづく部分に区分できることを明らかにし、また、各メッシュの土地利用パターンと利用区分分布で解明できることを見出した。その上で、社会経済の変化に対応した土地利用予測手法の開発を行った。 (3)上述(1)、(2)の成果を踏まえながら土地利用と交通需要構造との関係を検討し、土地利用内容が交通需要構造に及ぼす影響を解明した。その上で、特に交通混雑が激しい都心部交通に着目し、交通施策としての駐車問題、荷捌き問題を論じ、あるいは都市における商業施設の立地にもとづく都市構造の変化について考察した。
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