研究課題/領域番号 |
11650575
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
建築構造・材料
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
鈴木 弘之 筑波大学, 機能工学系, 教授 (20114093)
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研究期間 (年度) |
1999 – 2001
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研究課題ステータス |
完了 (2001年度)
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配分額 *注記 |
4,100千円 (直接経費: 4,100千円)
2001年度: 400千円 (直接経費: 400千円)
2000年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1999年度: 3,200千円 (直接経費: 3,200千円)
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キーワード | 耐火 / 鋼構造 / 火災応答解析 / 汎用計算機コード / 部品 / 堅牢性 / 入力環境 / 耐火設計 / 崩壊温度 / オブジェクト指向プログラミング / コードの部品化 / 自己増殖的汎用化法 / 梁の高力ボルト継手 / 弾塑性2軸曲げ部材要素 / コードの堅牢性 |
研究概要 |
建築物の耐火問題において、火災応答解析は格別に重要な位置を占める。火災時には架構の高温化した部分は、大きな熱応力を受け、これが構造の安定性に大きな影響を及ぼすのであるが、実験によっても理論解析によってもこれを評価することが実際上極めて困難であることが火災応答解析の重要度を相対的に押し上げている。火災応答解析における計算要求は多岐に亘るが、計算要求が増える度に増殖する計算機コードがコード作成上の生産性を低下させる事態を招きつつある。本研究はこの問題を解決するためのプログラム開発研究である。多岐な計算要求の総てを部品化し、部品化達成率を向上させるためにコード体系の各レベル、各フェーズにおけるコード堅牢性を維持出来るようにすることが、汎用化問題を解決するための鍵である。この方針に基づいてC++計算機コードの試作を重ね、次の成果を得た。 1)荷重の各種制御方法、各種収束解探索方法、各種有限要素、各種構造理論、各種高温構成則、各種鋼材等々、総てのレベルにおける各種計算要求を個別に完全に部品化できる枠組みを完成した。部品化達成率を具体的に向上させる方法として、キーワードユーティリティーによる方法を見出した。 2)入力方法と入力処理を容易化するために入力専用ユーティリティーを開発した。これと先のキーワードユーティリティーを併用することによって、入力データによってプログラムの動作を完全に制御し、入力ファイルが解析を多様に動作させるためのロジカルなプログラムコードであるかのような入力環境を構築した。
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