本研究の成果は以下の通りである。 (1)北海道の地域性に配慮した住教育プログラム・教材を試作し、これに対する学校教師の評価を参考にして、その改善版を作成した。 (2)改善後の住教育プログラム・教材の主用部分を、高校の現役教師に実施してもらった。対象生徒数は4クラス約150名である。 (3)上記住教育プログラム・教材による住教育の実施前と実施後の生徒対象アンケート調査等から、本住教育プログラム・教材が生徒の住宅・住環境等に対する認識向上に有効であることを明らかにした。 (4)以上の成果にもとづいて、今後の住教育の住教内容の確立、教材の開発、実施へ向けての学校と家庭・地域との協働への課題等を整理した。
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