研究課題/領域番号 |
11650648
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
都市計画・建築計画
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研究機関 | 九州女子大学 |
研究代表者 |
岡 俊江 九州女子大学, 家政学部, 教授 (90223990)
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研究期間 (年度) |
1999 – 2001
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研究課題ステータス |
完了 (2001年度)
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配分額 *注記 |
3,200千円 (直接経費: 3,200千円)
2001年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
2000年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
1999年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
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キーワード | 座敷 / だんらん空間 / 建て売り住宅 / 平面構成 / 変容過程 / 全国調査 / 続き間座敷 / リビングルーム / 中流住宅 / 平面類型化 / 福岡県 |
研究概要 |
本研究の目的は、中流規模の新築分譲独立住宅の平面構成の実態を明らかにすることと、筆者らの「中流住宅の平面構成に関する研究」(「前研究」1981-83年)の成果を基に、15年前と現在の平面構成の変容とその過程を明らかにすることである。このために、全国から建売住宅のプランを収集・分析して以下の知見を得た。 1.平面類型化の指標は、「前研究」で用いた座敷とだんらん空間の構成に着目して13種類に平面類型化する方法を基礎に、座敷のない例が増加している実態を踏まえて、新たに作成した4種類を加え、計17種類とした。 2.収集プランのうち、延べ床面積70m^2以上190m^2未満、総室数3室以上の5,188例を分析対象とした。延べ床面積は70.0〜189.5m^2、平均112.7m^2、総室数は3〜8室、平均5.0室である。室数構成は1階2室-2階3室が67.3%の多数を占める。 3.座敷のある例は63.8%、ない例は36.2%であった。「前研究」10,511例では、それぞれ85.7%と14.3%であったので、座敷のある例が21.9%減って、ない例が増えている。和室2室の続き間座敷は、3.7%のみで、「前研究」の28.1%から24.4%も減少した。 4.主流のプランタイプは、「前研究」から2種増えて6種となった。座敷のある3種、[1]「続き間座敷型」3.6%、[6]「リビング続き間座敷型」39.0%、[9]「一つ間座敷型」20.5%と、座敷のない新設の3種[14]「和室リビング続き間型」21.3%、[15]「和室リビング分離型」型10.2%、[18]「和室なし型」型4.6%である。「前研究」に比して急増した座敷のない例は、延べ床面積90m^2台以下の小規模住宅で過半数を占め、100m^2台以上では減少するが、110m^2上でも1〜2割を占めることが「前研究」と大きく異なっている。 5.LD-K型が67.2%で大勢を占めた。「前研究」で7割あったL-DK型は4.9%に減少して、LDK構成は大きく変化している。
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