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CG再表現を通した近代建築作品の検証とその造形理念の分析研究

研究課題

研究課題/領域番号 11650662
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 建築史・意匠
研究機関広島大学

研究代表者

杉本 俊多  広島大学, 工学部, 教授 (00127664)

研究分担者 盧 永春 (廬 永春)  広島大学, 工学部, 助手 (80274124)
岡河 貢  広島大学, 工学部, 助教授 (80304400)
研究期間 (年度) 1999 – 2000
研究課題ステータス 完了 (2000年度)
配分額 *注記
3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
2000年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
1999年度: 2,900千円 (直接経費: 2,900千円)
キーワードドイツ / モダニズム / 建築 / コンピューター・グラフィックス / 形態言語 / レンダリング / モデリング
研究概要

平成11年度に新規購入したグラフィック・ワークステーションおよび三次元CGソフトと、研究室に装備済みのコンピューターを連携させ、研究補助費を用いて、2年度にわたって建築作品のCADデータ作成(モデリング)およびCG画像表現(レンダリング)を行い、多様な形式の建築作品を対象として形態分析を行った。
扱った建築作品は、ペーター・ベーレンスのAEGタービン工場およびその他の工場建築、集合住宅作品、アンリ・ヴァン・ド・ヴェルドのドイツ工作連盟劇場等、ヴァルター・グロピウス(およびアドルフ・マイアー)設計のゾマーフェルト邸、ヴァイマール・バウハウス校舎校長室、全体劇場設計案、ミース・ファン・デル・ローエ設計のアレクサンダー広場改造コンペ案、第2回フリードリヒ通りオフィス建築コンペ案、帝国銀行案であり、1910年頃〜1930年頃における、アール・ヌーヴォーから機能主義段階までに至るモダニズム建築の形成期、成熟期の建築形態構造の変化を分析した。
従来、そのような変遷は視覚的な判断、様式的な整理で済まされていたものであるが、CG表現におけるモデリング、レンダリング処理の手法が各段階において独自の設計システムを持つものとして解釈し直すことができることを示した。すなわち、各段階の造形的特性は、アール・ヌーヴォー期末期における単純な三次元的曲面エレメント化の処理、1910年代新古典主義期における単純立体構成と二次元画像のテクスチャー・マッピング、表現主義期におけるサーフェイス・モデル上での曲面自由造形、構成主義およびインターナショナル・スタイル期における三次元直交座標系の空間秩序と空間・環境表現、といったモデリング、レンダリング上での相違として解釈することができることを明らかにした。

報告書

(3件)
  • 2000 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1999 実績報告書

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公開日: 1999-04-01   更新日: 2016-04-21  

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