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平安時代貴族住宅の建築規模復元に関する基礎研究

研究課題

研究課題/領域番号 11650663
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 建築史・意匠
研究機関名古屋市立大学

研究代表者

溝口 正人  名古屋市立大学, 芸術工学部, 助教授 (20262876)

研究期間 (年度) 1999 – 2001
研究課題ステータス 完了 (2001年度)
配分額 *注記
2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
2001年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2000年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
1999年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
キーワード平安時代 / 貴族住宅 / 建築規模 / 住宅史 / 日本建築史 / 復元
研究概要

平成11年度には可能な限り平安時代の柱間寸法や平面構成に関する記述を網羅的に収集し、母屋・庇といった平面部位に着目しながら整理を行った。12年度では、研究書の考古学・文献史学といった関連分野の研究成果を活用するために、これら諸分野の情報の収集を行うとともに、整理、把握されたデータを時代・利用者・利用目的など社会的・文化的な属性と合わせて多角的に分析・検討した。13年度では、この検討をもとに、柱間寸法や平面構成の解明と、時代による変遷の把握につとめた。
時代的変遷から位置づけられてきた柱間寸法の相違の多くが、むしろ社会層の反映としての住宅の位置づけの相違に起因するとの結論を得て、社会層の相違を考慮して柱間寸法を想定し、その相違を反映した平面を復元、図示し比較した。結果として柱間寸法の設定は、平安時代貴族住宅の実態把握の前提として等閑視できない重要事項である点を改めて確認した。具体例における建築規模の復元案作成への基礎データとして整理した。そこで東三条殿を事例として、既往の主要な復元案について柱間寸法の適否を逐一検討し、復元の基本前提を再確認した。そして従来の復元案は、本研究から明らかになった平面部位の相違による柱間寸法の差異の実態に対して齟齬が大きく問題があることを指摘した。なお、復元研究における課題についても問題点や学問的な限界と可能性を総括的に整理し提言した。

報告書

(4件)
  • 2001 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 2000 実績報告書
  • 1999 実績報告書
  • 研究成果

    (10件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (10件)

  • [文献書誌] 溝口正人: "(書評)宮本長二郎著『日本原始古代の住宅建築』"建築史学. 33. 220-236 (1999)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      2001 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 溝口正人: "閑院における殿舎の柱間寸法"日本建築学会東海支部研究報告集. 38. 821-824 (2000)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      2001 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 溝口正人: "六条堀川殿神殿の平面構成について"日本建築学会東海支部研究報告書. 40. 805-808 (2002)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      2001 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] MIZOGUCHI Masato: "BOOK REVEW 'THE HOUSE ARCHITECTURE IN THE PRIMITIVE AND ANCIENT AGEIN JAPAN'"J. SAHJ. No.33. 220-236 (1999)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      2001 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] MIZOGUCHI Masato: "THE DIMENSIONS OF INTERCOLUMNATIONS OF THE BUILDINGS IN KAN-IN"Proc. AIJ Tokai Chapter Architectural Research Meeting. No.38. 821-824 (2000)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      2001 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] MIZOGUCHI Masato: "A STUDY ON THE FLOOR PLAN OF THE SINDEN OF ROKUHO-HORIKAWA-DONO"Proc. AIJ Tokai Chapter Architectural Research Meeting. No.40. 805-808

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      2001 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 溝口正人: "平安宮大極殿の特質と歴史的意義"2001年 建築史学会大会研究発表会. 4月21日(口頭発表). (2001)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書
  • [文献書誌] 溝口正人: "六条堀河殿寝殿の平面構成について"日本建築学会東海支部研究報告集. 第40号. 805-808 (2002)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書
  • [文献書誌] 溝口正人: "〈書評〉宮本長二郎著『日本原始古代の住居建築』"建築史学. 33号. 220-236 (1999)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書
  • [文献書誌] 溝口正人: "閑院おける殿舎の柱間寸法"日本建築学会東海支部研究報告集. 38号. 821-824 (2000)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書

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公開日: 1999-04-01   更新日: 2016-04-21  

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