研究課題/領域番号 |
11650814
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
生物・生体工学
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研究機関 | 山梨大学 |
研究代表者 |
天野 義文 山梨大学, 工学部, 教授 (70020401)
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研究分担者 |
中村 和夫 山梨大学, 工学部, 助手 (80111780)
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研究期間 (年度) |
1999 – 2000
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研究課題ステータス |
完了 (2000年度)
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配分額 *注記 |
3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
2000年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
1999年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
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キーワード | ATP / ATPase / シトクロムC / シトクロムC酸化酵素 / 耐酸性 / 硫黄酸化細菌 / シトクロムc / シトクロムc酸化酵素 / シトクロム【C!_】 |
研究概要 |
硫黄酸化細菌Thiobacillus thiooxidansは耐酸性を有し、細胞外の低pHと細胞内の中性のpHのギャップを利用してエネルギー(ATP)を獲得している。本研究では、細菌の耐酸性に関与していると思われる諸因子のうち、cytochrome cとATP合成酵素であるH^+-ATPaseを細胞膜より分離し、その性質を調べた。 1.cytochrome cの精製と性質:菌体を破砕して得られた無細胞抽出液を遠心分離により、細胞膜画分と水溶性画分に分画した。膜画分に存在した膜結合型cytochrome cは塩基性タンパク質で、その分子量は18kDa、等電点は8.2であった。水溶性cytochrome cの分子量は10.1kDaで、酸化型は409.5nmに、還元型は416.5、522.0、および551.0nmに吸収スペクトルを持っていた。等電点は8.5であった。 2.H^+-ATPaseの性質:菌体の細胞膜に存在するATPaseは、F_0F_1型であった。ATP分解活性は、pH8.0、温度60℃において最大となった。また、活性はMg^<2+>の濃度に依存して増大し、4mM-Mg^<2+>で最大となった。T.thiooxidansのATPaseに特徴的な性質として、ATP分解活性が亜硫酸(SO_3^<2->)濃度に依存して増大することが分かった。
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