研究課題/領域番号 |
11650825
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
生物・生体工学
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研究機関 | (財)野口研究所 |
研究代表者 |
羽田 勝二 (財)野口研究所, 研究部, 主任研究員 (40270540)
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研究分担者 |
野口 緑(竹内緑) (財)野口研究所, 研究部, 研究員
NOGUCHI Midori The Noguchi Institute, Researcher
野口 緑(竹内 緑) (財)野口研究所, 研究部, 研究員
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研究期間 (年度) |
1999 – 2001
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研究課題ステータス |
完了 (2001年度)
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配分額 *注記 |
3,200千円 (直接経費: 3,200千円)
2001年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
2000年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
1999年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
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キーワード | 複合糖質 / 糖鎖 / 化学-酵素法 / ペプチド / エンドグリコシダーゼ / 固定化酵素 / Endo-M / 糖転移反応 / 化学合成 / 酵素 / 生理活性ペプチド |
研究概要 |
(式1)に示す、糖(GlcNAc)残基を有する受容体基質の化学合成とエンドグリコシダーゼ(endo酵素)による糖鎖ブロックの転移反応とからなる複合糖質の合成法(「化学-酵素法」)の実用プロセスを構築することを目的とし、次の手順で検討した。 R-GlcNAc-GlcNAc-Asn+GlcNAc-X→R-GlcNAc-GlcNAc-X+GlcNAc-Asn(式1) [糖鎖供与体] [受容体] Endo-M [糖鎖転移生成物] R:糖鎖、X:ペプチド等 第1段階:各種の複合糖質(糖鎖誘導体)のモデルの構築。 第2段階:その実用的な合成法:固相合成法の開発。 1.各種の複合糖質(糖鎖誘導体)のモデルの構築 1)Mucor hiemalis由来のendo-β-N-acetylglucosaminidase(Endo-M)を用い、高収率で糖鎖転移生成物を合成することを可能にした。 2)ペプチドのアスパラギン(Asn)残基のみならず、生物学的に不可能なグルタミン(Gln)残基への糖鎖導入、更に、任意の位置への複数個の糖鎖の導入を実現した。 2.その実用的な合成法:固相合成法の開発 1)酵素の固定化と基質(受容体)の固定化に基づく合成法の2つの提案の内、酵素の固定化に基づくプロセスを検討した。 2)Endo-Mを樹脂に固定化し、複合糖ペプチドの合成を行った。 3)固定化酵素による糖鎖転移反応、目的生成物の単離、未反応基質の回収と再利用を組み込んだリサイクルプロセスの雛形を作った。
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