研究課題/領域番号 |
11650851
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
工業物理化学
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研究機関 | 創価大学 |
研究代表者 |
久保 いづみ 創価大学, 工学部, 教授 (40214986)
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研究分担者 |
関 篤志 創価大学, 工学部, 助教授 (70226629)
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研究期間 (年度) |
1999 – 2000
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研究課題ステータス |
完了 (2000年度)
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配分額 *注記 |
2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
2000年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1999年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
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キーワード | DNA sennsor / インターカレーター / モレキュラーワイヤー / GOD / FDH / Co(phen)3 / Fe(phen)3 / DNA sensor / Co(phen)_3 / Fe(phen)_3 / DNAセンサー / インターカレータ / 金電極 / フェナントロリンコバルト / フルクトースデヒドロゲナーゼ |
研究概要 |
まず、2本鎖DNAの導電性を高める試みとしてインターカレーターFe(phen)_3を用いFc-GODにより、信号増幅をしたDNA検出系を構築し、プローブDNA固定化電極を用いてターゲットDNAにたいする応答を検討した。その結果、+0.5Vにおける電流値を測定することで相補的なターゲットDNAに選択的な応答を得ることができ、検出限界は約10^<-11>g/mlと見積もられた。しかし、その応答機構の詳細についてはさらに検討する必要がある。この系では、Fe(phen)_3の酸化電位が+0.9Vと高く、この電位でのDNAの検出ができなかったので、インターカレーターについて検討し、Co(phen)_3を選んだ。 コバルトフェナントロリン錯体とプローブDNA固定化金電極を用いて、プローブDNAと相補的なターゲットDNAを10^<-7>Mから10^<-5>Mの濃度範囲で配列特異的に検出できることが示された。 Co(phen)_3^<2+>とFc-GODの組み合わせでは、Fc-GODがDNA測定時にCo(phen)_3^<2+>を介さずに直接、電極と電子授受してしまうものもあることから、2本鎖形成によるCo(phen)_3^<2+>の電流変化よりも大きな電流が流れてしまい、ターゲットDNA濃度に依存した酸化ピーク電流が得られなかった。また、Co(phen)_3^<2+>とFDHの組み合わせでは、FDHの電極への吸着変性のためか、DNA配列特異的な結果は得られなかった。
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