研究課題/領域番号 |
11650870
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
有機工業化学
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
木村 真 名古屋大学, 工学研究科, 助手 (30144124)
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研究分担者 |
沢木 泰彦 名古屋大学, 工学研究科, 教授 (30023120)
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研究期間 (年度) |
1999 – 2000
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研究課題ステータス |
完了 (2000年度)
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配分額 *注記 |
3,600千円 (直接経費: 3,600千円)
2000年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
1999年度: 2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
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キーワード | 有機EL / エレクトロルミネッセンス / EL素子 / ホール輸送材料 / スピロ化合物 / トリフェニルアミン / 有機電界発光 / ELテバイス / 耐熱性材料 / 芳香族プロペラン / ELデバイス / ホール移動剤 |
研究概要 |
有機EL表示素子では、来たるべきフルカラー表示のために熱的に安定な材料が求められている。我々は、スピロ環の芳香族の骨格をもつ新規なトリフェニルアミン類を考案し、積層型有機EL素子における有効なホール輸送材料となることを見い出した。 研究期間中の主な成果は次の通りである。 1.モノおよびジのスピロ環構造をもつ新規トリフェニルアミン誘導体を多数合成できた。そして、これらが実用に供する100℃以上の高いガラス転移温度を示し.高い熱的安定性をもつことがわかった。 2.合成したアミン類は、その構造によりEL特性の良いもの、悪いものがあった。なかでも、ジベンゾクリセン(DBC)型のそのは、偶然にも、驚くべき高い輝度を示すことを見い出した。そして原因を調べると、自らが発光しているという新しい現象で、実用性が大いに期待できる。 3.本研究における合成、構造、特性はスピロ化合物としての有機化学のみならず,フルカラー表示に向けた有機ELに役だつははずである。
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