研究課題/領域番号 |
11650879
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
有機工業化学
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研究機関 | 近畿大学 |
研究代表者 |
松原 凱男 近畿大学, 理工学部, 教授 (80088450)
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研究期間 (年度) |
1999 – 2000
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研究課題ステータス |
完了 (2000年度)
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配分額 *注記 |
3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
2000年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
1999年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
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キーワード | 電荷移動錯体 / フェニルヒドラゾンTCNE系 / N,N-ジメチルアニリン / テトラハロメタン系 / イミンメタセシス / 新規反応 / 4,4'-メチレンビス(N,N-ジメチルアニリン) / π-ドナー / π-アクセプター / σ-アクセプター / ヒドラゾン類 / TCNE / ジメチルアニリン / ハロメタン |
研究概要 |
本申請者は、特殊溶媒中における電荷移動錯体を利用する新しい反応系の研究を行っていて瞠目すべき革新的新規合成反応を発見している。これらの反応は溶媒の違いによりドナーとアクセプターとのスタッキングの取り方が重要であると考えられる。そこで、この概念を新しい反応系に拡大・確立するため、以下の様に研究を進めた結果、注目すべき成果を得た。 1)新しい反応を見出す目的で、電子ドナー性化合物としてヒドラゾンユニットを有する芳香族ヒドラゾンを用い、一方、電子アクセプター性化合物としてTCNEを選び、特殊溶媒系(アセトニトリル中)での反応を行った結果、オレフインとヘテロ原子を含む新規イミンメタセシス反応が進行することが明らかとなった。 2)電子πドナー性化合物としてジメチルアニリンを用い、ハロメタンの電子σ-アクセプター性化合物との組み合わせについて特殊溶媒系での反応を行った結果、ハロメタン特に四臭化炭素との反応をアセトニトリル中で行うことにより4,4'-メチレンビス(N,N-ジメチルアニリン)が主生成物で得られ、さらに4,4',4"-メチリデントリス(ジメチルアニリン)およびクリスタルバイオレットが副生成物として得られる興味ある結果を与えた。1)および2)何れの反応系も特殊溶媒中における電荷移動錯体形成後特異的な反応が進行することが明らかとなった。
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