研究課題/領域番号 |
11650914
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
高分子合成
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研究機関 | 東京理科大学 |
研究代表者 |
井上 祥平 東京理科大学, 工学部, 教授 (20010762)
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研究期間 (年度) |
1999 – 2000
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研究課題ステータス |
完了 (2000年度)
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配分額 *注記 |
3,600千円 (直接経費: 3,600千円)
2000年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
1999年度: 2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
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キーワード | ランタノイドアルコキシド / 重合 / アニオン重合 / 付加重合 / ヘテロクムレン / ビニルモノマー / ケテン / メタクリル酸エステル |
研究概要 |
ランタンイソプロポキシド(La(O^iPr)_3)はメタクリル酸メチル(MMA)の重合を開始できないが、我々はこれまでにLa(O^iPr)_3とジエチルケテン(Et_2CCO)の重合反応系を開始剤とすることでMMAの重合に成功し、Et_2CCOとMMAのブロック共重合体を得ている。 La(O^iPr)_3を開始剤として用いMMAとEt_2CCOを同時に反応させた場合にもコポリマーを得ることができた。、生成コポリマーをNMRで調べたところ、ポリマー鎖中にはMMAユニットの方が多く含まれていること(およそ60%)がわかった。また、このコポリマーは短いブロックがいくつも連なるマルチブロックコポリマーであることもわかった。 さらに、この重合形式の一般化を図るために、開始剤としてより一般的なアルカリ金属のアルコキシド(リチウムプロポキシド、ナトリウムエトキシド、カリウムブトキシドなど)を用いてMMAとEt_2CCOの共重合を試みたところ、いずれの場合もMMAユニットに富むコポリマーが得られた。一方、アルミニウムイソプロポキシドやチタンイソプロポキシドを用いたときにはほとんど重合が進行しなかった。
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