研究課題/領域番号 |
11650925
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
高分子構造物性(含繊維)
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研究機関 | 信州大学 |
研究代表者 |
高橋 正人 信州大学, 繊維学部, 助教授 (20188056)
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研究分担者 |
畠山 立子 大妻女子大学, 家政学部, 教授 (90306514)
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研究期間 (年度) |
1999 – 2000
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研究課題ステータス |
完了 (2000年度)
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配分額 *注記 |
3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
2000年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1999年度: 3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
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キーワード | 多糖 / ゲル化 / 熱処理 / 粘弾性 / 不凍水 / ゲル-ゾル転移 / ザンタン / ヒアルロン酸 / ゲルーゾル転移 |
研究概要 |
多等水溶液の構造制御を行って高機能性ゲルの分子設計を行うために以下の研究を行って次のような結果を得た. 1.多糖水溶液をゾル状態で熱処理することにより溶液のゲル形成能が制御可能である. 2.熱処理過程における粘弾性変化の測定から以下のことがわかった. ・熱処理時間と共に、系の貯蔵弾性率G'と動的粘度η'が増加する. ・熱処理後の冷却により得られたゲルの弾性率は熱処理温度に依存して変化し、熱処理温度が高いほどG'の高いゲルが得られた. 3.熱処理過程における系内の水の状態変化を調べたところ以下のことがわかった. ・熱処理の過程において系内に含まれる水の状態が変化し、熱処理時間の経過に伴って系内の不凍水量は振動的に変化しながら一定値へと収束した. ・不凍水量変化の速度は、濃度にはほとんど依存しないが、熱処理温度に依存して変化し、熱処理温度が高くなるにつれ速くなった. 4.以上の実験結果を基に理論的考察を行い、熱処理過程における系内の不凍水量変化を説明し得る理論を構築することに成功した.
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