研究課題/領域番号 |
11650959
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
資源開発工学
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
松岡 俊文 京都大学, 工学研究科, 助教授 (10303851)
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研究分担者 |
渡辺 俊樹 京都大学, 工学研究科, 助手 (50210935)
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研究期間 (年度) |
1999 – 2000
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研究課題ステータス |
完了 (2000年度)
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配分額 *注記 |
3,600千円 (直接経費: 3,600千円)
2000年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
1999年度: 2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
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キーワード | 物理探査法 / 屈折波探査法 / はぎ取り法 / イメージング / インターセプトタイム / コンボリューション / 深度マイグレーション / 走時 |
研究概要 |
石油・天然ガスなどの地下資源の探鉱活動において、地震探査手法は地下構造を正確に知る手段として必要不可欠な技術である。屈折法は地震探査法の1つの手法であり長い歴史を持つ技術体系であるが、この手法の欠点は、地震波が保持している2つの基本的な情報(走時情報と振幅情報)に対して、走時情報のみに着目し、これらを観測データから読みとって解析を行っている点である。このため多くの場合、解析結果の精度は最初の読みとり値に大きく依存し、今まで精度の向上が難しかった。 本研究が主眼としたのは、屈折波を用いた地下境界面のイメージング技術の開発研究である。近年反射境界面に対するイメージング技術は、それなりの研究が進められて来た。しかしながら屈折波に関する研究は、今のところ行われていない。その理由は、おそらく屈折法は完成された手法と考えている研究者が多いためと思われる。ただし具体的な手法の開発に際し、単に反射法で開発された手法のアナロジー的適用では、屈折境界面のイメージングは不可能である。本研究では、屈折波の伝播経路を考慮した新しいイメージング手法の理論的研究と、その最適アルゴリズムの開発、ならびに実データを用いた新手法の技術評価を行う事を目的として実施された。 本研究を遂行した結果、たたみ込み積分を用いて、初動走時の読み取りを必要としない、屈折境界面のすいて手法の確立が出来た。さらにプラスマイナス法を用いることで、より正確な屈折波解析の技術が構築できた。
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