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トマトの土壌伝染性病・虫害の回避を目的にしたナス属植物の台木利用に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 11660037
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 園芸・造園学
研究機関熊本県立大学

研究代表者

松添 直隆  熊本県立大学, 環境共生学部, 助教授 (50239018)

研究分担者 川信 修治  南九州大学, 園芸学部, 助教授 (30113260)
研究期間 (年度) 1999 – 2001
研究課題ステータス 完了 (2001年度)
配分額 *注記
3,600千円 (直接経費: 3,600千円)
2001年度: 200千円 (直接経費: 200千円)
2000年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
1999年度: 2,800千円 (直接経費: 2,800千円)
キーワードSolanum toxicarium / トマト / 青枯病 / Ralstonia solanacearum / 土壌病害 / 接ぎ木 / 果実収量 / 地温 / 栽培 / 病害抵抗性
研究概要

トマトの台木として,土壌伝染性の病害に強度の抵抗性を有するナス属植物Solanum toxicariumを用いるために,接ぎ木トマトの収量,果実品質および養分吸収に与える土壌温度と施肥量の影響について調査した.また,本種の青枯病(Ralstonia solanacearum)抵抗性に関する機構解明を行った.
Solanum toxicariumを台木としたトマト栽培では自根トマトに比べて地温と施肥量を高く管理することで,自根トマトと同程度の果実収量および果実品質を得られる可能性が示唆された.
Solanum toxicariumを台木とした接ぎ木トマトに青枯病細菌(Ralstonia solanacearum(R. s.)8224)を断根接種すると,台木のS. toxicariumから細菌が分離されたが,穂木からは分離されなかった.また,分離された細菌には病原性は認められなかった.接ぎ木をしていないS. toxicariumの場合においても上記と同様の結果が得られた.トマトを台木とした接ぎ木S. toxicariumに青枯病細菌(R. s.8224)を葉柄から接種すると,穂木のS. toxicariumから細菌が分離された.また,それらの細菌には病原性が認められた.In vitroにおいて,青枯病細菌(R. s. 8109,8224および8238)をS. toxicariumに断根接種すると,S. toxicariumの茎内からは病原性を持つ細菌と持たない細菌が得られた.また,それらの割合は青枯病細菌の種類によって異なっていた.従って,S. toxicariumの根は,青枯病細菌の病原性を変化させる可能性があることが示唆された.

報告書

(4件)
  • 2001 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 2000 実績報告書
  • 1999 実績報告書
  • 研究成果

    (9件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (9件)

  • [文献書誌] 松添直隆: "ナス属植物(Solanum toxicarium)の青枯病抵抗性"園芸学会平成13年度秋季大会. 70 別冊2. 142 (2001)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      2001 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 川信修治: "ナス属植物(Solanum toxicarium)の台木とした接ぎ木トマトの生育, 収量および吸肥特性"園芸学会平成14年度春季大会. 71 別冊1. 124 (2002)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      2001 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 川信修治: "ナス属植物(Solanum toxicarium)の台木とした接ぎ木トマトの生育, 収量および吸肥特性"園芸学会平成15年度春季大会. 72 別冊1. 84 (2003)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      2001 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Naotaka Matsuzoe: "Resistance of Solanum toxicarium to Bacterial Wilt"Journal of the Japanese Society for Horticultural Science. Volume 70, Separate Volume 2. 142 (2001)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      2001 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Shuji Kawanobu: "Growth, Yield and Mineral Content in Tomato Plant Grafted on Solanum toxicarium rootstock"Journal of the Japanese Society for Horticultural Science. Volume 71, Separate Volume 1. 124 (2002)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      2001 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Shuji Kawanobu: "Effects of Soil Temperature on Growth and Yield of Tomato Plant Grafted on Solanam toxicarium rootstock"Journal of the Japanese Society for Horticultural Science. Volume 72, Separate Volume 1. 84 (2003)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      2001 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 松添, 他3名: "ナス属植物(Solanum toxicarium)の青枯病抵抗性"園芸学会雑誌. 第70巻 別冊2. 142 (2001)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書
  • [文献書誌] 川信, 他2名: "ナス属植物(Solanum toxicarium)を台木とした接ぎ木トマトの生育,収量および吸肥特性"園芸学会雑誌. 第71巻 別冊1(印刷中). (2002)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書
  • [文献書誌] 松添 ら 他4名: "Solanum toxicariumに接ぎ木したトマトの青枯病抵抗性"農業生産技術管理学会雑誌. 第7巻別冊1. 23-24 (2000)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書

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公開日: 1999-04-01   更新日: 2016-04-21  

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