研究課題/領域番号 |
11660105
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
生物生産化学・応用有機化学
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研究機関 | 静岡大学 |
研究代表者 |
碓氷 泰市 静岡大学, 農学部, 教授 (50111802)
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研究分担者 |
村田 健臣 静岡大学, 農学部, 助手 (30273171)
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研究期間 (年度) |
1999 – 2001
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研究課題ステータス |
完了 (2001年度)
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配分額 *注記 |
3,700千円 (直接経費: 3,700千円)
2001年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
2000年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
1999年度: 2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
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キーワード | Cell surface model / Carbohydrote interaction / Olgosaccharide unit / Molecular recognition / Simulation / Glycopolymar / Glycofechnology / Glycoconjugate / Carbohydrate interaction / Glycoll / Glycoprotein / Glycolipid / Glycotechnology / Carbohydrate probe / Oligosaccharide unit / Glycopolymer / Carbohydrate intraction / Oligosaccharide ligand / Oligosaccharide synthesis |
研究概要 |
細胞表面の糖鎖は細胞間相互作用において重要な役割を演じている。そこで細胞表層モデルとして酵素-化学合成により人工ムチンを分子設計し、シアロ型およびアシアロ型糖鎖を有するムチン型糖鎖ポリペプチドを作製した。そしてこれら人工ムチンを糖鎖プローブとして用いて直接測定法である生体間相互作用解析装置である表面プラズモン共鳴(SPR)法やバイオアッセイ法を主な測定手段として糖鎖-タンパク質や糖鎖-微生物間の相互作用を有機化学的精密度で解析する手法を開発した。 糖鎖プローブとしての代表例として細胞表層糖鎖認識においてLe^Xオリゴ糖鎖単位を側鎖に持つ糖鎖ポリペプチドを分子設計しこれをモデルとして用い、糖鎖-糖鎖および糖鎖-受容体タンパク相互作用の機能解析を行った。Le^Xオリゴ糖鎖抗原を多価にに有するポリペプチドベースの人工細胞表層ムチンはレクチンとの相互作用においてその結合親和性は糖鎖置換度(糖鎖の高分子密度効果)が上昇するに連れて増幅されるがレクチン間でそれぞれ異なったパターン認識を示すことが明らかとなった。このことから本糖鎖プローブは容易にビオチン化や蛍光標識などが可能であり、また疎水基の導入により生体膜親和性のコントロールも可能であることから糖鎖-糖鎖相互作用の定量的解析が期待できる。
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