研究課題/領域番号 |
11660320
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
生物資源科学
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
張 振亜 筑波大学, 農林工学系, 講師 (20272156)
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研究分担者 |
院多本 華夫 筑波大学, 農林工学系, 講師 (20302375)
前川 孝昭 筑波大学, 農林工学系, 教授 (40015665)
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研究期間 (年度) |
1999 – 2000
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研究課題ステータス |
完了 (2000年度)
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配分額 *注記 |
3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
2000年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
1999年度: 2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
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キーワード | 水素資化メタン菌 / CO_2固定・利用 / 新規ビタミンB12生産法 / 資源再利用 / ビタミンB12分離・精製 / CO_2利用-固定 / 新規ビタミンB_<12>生産法 / 水素資化性メタン菌 / 高密度メタン菌培養 / ビタミンB_<12>分離・精製 |
研究概要 |
従来法の1000倍の微量要素濃度の溶液を栄養塩包括担体に閉じ込めたものを5L容積の固定床バイオリアクタに充填し、従来法の100倍濃度の溶液を培地として平均滞留時間(HRT)を3日間と6日間の2条件の連続流加実験を行った。このときCO_240%、CH_480%のバイオガス中に脱離液側培地の電気分解し、発生する水素を連続供給し、バイオガスの改質連続運転を30日間実施した。最初の9日間はスタートアップに必要としているHRTの3倍分の9日間を非定常と考え、9・30日間のメタン生成速度とシアノコバラミンビタミンB12(完全型)を測定した。この結果、HRT6日間の場合、約37.5mg/Lの完全型ビタミンB12を維持し、メタン生成速度は11.5L/Lhであった。完全型ビタミンB12の生産速度を、HRTを考慮して比較すると、プロピオン酸菌からの生産速度の110-160倍、メタノールを基質としたTAPPANら(1987:Applied Microbiology and Biotechnology,26:511-516)の結果と比較すると、完全型ビタミンB12の生産速度が20倍に達成していた。 また、メタン菌の密度は40g/Lに達成しており、完全型ビタミンB12はメタン菌から大量に溶出していることが明らかとなり、ビタミンB12の工業的生産を安定させ、低コスト化できる可能性をみた。
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