研究課題/領域番号 |
11670035
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
生理学一般
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研究機関 | 金沢大学 |
研究代表者 |
多久和 典子 金沢大学, 医学部, 助手 (70150290)
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研究期間 (年度) |
1999 – 2000
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研究課題ステータス |
完了 (2000年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,900千円)
2000年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
1999年度: 2,800千円 (直接経費: 2,800千円)
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キーワード | ホスファチジルイノシトール3キナーゼ / 細胞周期 / サイクリン / 低分子量G蛋白質 / ホスファチジルイノシトール3-キナーゼ / Rb蛋白 / 優性不活型変異体 / 構成活性型変異体 / NIH3T3細胞 |
研究概要 |
平成12年度において以下の成果が得られた。 1.70kDa S6キナーゼは、現在、PI3キナーゼの増殖に対する促進効果を仲介する最も重要なエフェクター分子と考えられているが、S6キナーゼがサイクリンD1発現に関与しているか否かを、特異的阻害剤rapamycinを用いて検討した。その結果、成長因子で刺激していない細胞において野生型PI3キナーゼを発現させた場合のサイクリンD1誘導はrapamycinで完全に抑制されるのに対し、成長因子で刺激した場合のサイクリンD1誘導はrapamycinでほとんど抑制されず、S6キナーゼのサイクリンD1発現への関与が細胞の状況に依存していることが明らかとなった。 2.PI3キナーゼからサイクリンD1発現への経路に、PI3キナーゼの下流においてRas-MEK-ERK系の関与が存在するか否かを、Ras,MEK,ERKの優性不活型変異体発現ベクターのトランスフェクションやMEK阻害剤(PD98059)を用いて検討した。その結果、Ras-MEK-ERK系はPI3キナーゼの下流ではなく、これと平行して活性化されることがサイクリンD1発現に必要であることが明らかとなった。 3.PI3キナーゼによるサイクリンD1発現誘導にCキナーゼ(PKC)アイソフォーム、PKB/AktやRac-JNK系が関与しているか否かを、各々の優性不活型変異体を用いて検討した結果、これらの関与を強力に示唆する所見は得られなかった。
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