研究課題/領域番号 |
11670116
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
医化学一般
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
渡辺 大 京都大学, 医学研究科, 助手 (90303817)
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研究期間 (年度) |
1999 – 2000
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研究課題ステータス |
完了 (2000年度)
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配分額 *注記 |
3,600千円 (直接経費: 3,600千円)
2000年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
1999年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
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キーワード | トランスジェニックマウス / インターニューロン / グルタミン酸 / 小脳 / GABA / イムノトキシン |
研究概要 |
代謝型グルタミン酸受容体2型(mGluR2)をプロモーターとしてヒト・インターロイキン受容体2型(1L2R)と蛍光タンパク(EGFP)の融合タンパク(1L2R/EGFP)を発現するトランスジェニック・マウスを用いて、以下のような実験系を確立した。 1.このトランスジェニック・マウスの小脳ではゴルジ細胞特異的に1L2R/EGFPが発現する。1L2R特異的なイムノトキシンを小脳に局所投与するとゴルジ細胞が選択的に脱落する。これにより、ゴルジ細胞が小脳機能に必須であることを明らかにしてきた。ゴルジ細胞の機能をsingle cellレベルで解析するために、スライス標本上で、EGFPの蛍光を指標としてゴルジ細胞を確実に同定し、パッチクランプ法によりに解析する実験系を確立した。これにより、興奮性神経伝達物質であるグルタミン酸入力に対するゴルジ細胞の多様な応答には、イオンチャンネル型受容体(AMPA型受容体・NMDA型受容体)に加えて代謝型受容体が重要であることを示した。 2.さらに基底核線条体及び網膜の局所神経回路のインターニューロンの解析を行った。イムノトキシン投与により、基底核線条体・網膜よりそれぞれコリン作動性インターニューロン・コリン作動性アマクリン細胞を選択的に欠失させ、その機能を解析した。これにより、(1)黒質緻密部ドーパミン作動性ニューロンの機能低下により生じるパーキンソン病に抗コリン作動薬が効果があることが知られているが、このアセチルコリン調節系の実体が線条体コリン作働性インターニューロンによるものであること、(2)網膜内の神経ネットワークの情報処理過程で、光の動きに対して方向選択性が生じるが、これにコリン作動性アマクリン細胞が必須であることを示した。
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