研究課題/領域番号 |
11670150
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
病態医化学
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研究機関 | 兵庫医科大学 |
研究代表者 |
岡本 昌也 兵庫医科大学, 医学部, 助手 (30309455)
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研究分担者 |
西村 裕之 兵庫医科大学, 医学部, 助手 (20248131)
松山 知弘 兵庫医科大学, 医学部, 講師 (10219529)
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研究期間 (年度) |
1999 – 2000
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研究課題ステータス |
完了 (2000年度)
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配分額 *注記 |
3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
2000年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
1999年度: 2,800千円 (直接経費: 2,800千円)
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キーワード | mint / PTB domain / PDZ domain / APP / アルツハイマー病 / 小胞輸送 / シナプス伝達 / 酸化ストレス / 遅発性神経細胞死 |
研究概要 |
Mint3とAPPの相互作用 Mint3とAPPはともに基本的には神経系以外にも幅広く発現するタンパク質である。そこで、mint3各domainがAPPとの結合および細胞内輸送との関連を調べた。種々のEGFP-tagged mint3 deletion or site-directed mutantsを作製し上皮系細胞株A431に導入し蛍光顕微鏡を用いて細胞内局在とAPPとの相互作用を調べた。Mint3はGolgi complexの特にmiddleからtrans cisternaeにリザーブを持ちながらsecretory pathwayのlate compartmentに属するtransport vesicle,plasma membraneに局在したがそれはPTBおよびPDZb domainsによる二重支配を受けていた。EGFP-mint3/PTB,EGFP-mint3/PDZb,APPの3者が同一のtransport vesiclesおよびmembrane domainsに存在したがAPPと直接結合できるのはPTB domainだけであることから、この結果はAPPと共存しながら同じtransport vesicle上に乗って細胞膜まで輸送されそこに局在する他の細胞膜タンパク質(protein X)がPDZb domainにより認識されmint3/APP/protein Xが密接なタンパク質複合体を形成しAPPを介するシグナル伝達とタンパク質分解およびAβの産生を制御する可能性がある(M.Okamoto et al.Neuroscience in press)。
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