研究課題/領域番号 |
11670172
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
人体病理学
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研究機関 | 日本大学 |
研究代表者 |
逸見 明博 日本大学, 医学部, 助教授 (40173562)
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研究期間 (年度) |
1999 – 2002
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研究課題ステータス |
完了 (2002年度)
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配分額 *注記 |
3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
2002年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2001年度: 300千円 (直接経費: 300千円)
2000年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1999年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
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キーワード | スケノイド線維 / 急速凍結 / ディープエッチング / 胃腸管間質腫瘍 / 自律神経腫瘍 / デープエッチング / 病理診断 / 食道 / 癌肉腫 / 腫瘍 / 間質マトリックス / 細胞骨格 / 消化器 / 神経鞘腫 / 扁平上皮癌 |
研究概要 |
近年、末梢神経腫瘍マーカーとしてスケノイド線維(SF)が注目されている。この線維は特異な周期的横紋構造をもつことが特徴であるが、我々の急速凍結ディープエッチング(QFDE)法による観察から、この線維が腫瘍細胞周囲の間質マトリツクスの網目線維上に顆粒状物が特異な配列様式で沈着して形成されており、SFが網目構造に強く依存した構造であることが示唆された。 今回、SFを伴う胃腸管自律神経腫瘍(GANT)の細胞周囲マトリックスの網目線維間距離を計測したが、35-45nmにピークをもつヒストグラムがえられた。この値はSFの周期に一致した。したがって腫瘍細胞周囲にみられる間質マトリツクスの網目線維の線維間距離を計測することから、逆に腫瘍細胞がSFを発生するのに適した網目構造を有しているかどうか判定が可能と考え、GANTと類似した組織像を示し、異なる程度の平滑筋分化を示す胃腸管間質腫瘍(GIST)4例の間質マトリックス線維をQFDE法で観察と計測を行った。GISTは平滑筋分化の程度に応じて、線維の立休構築に変化がみられたが、網目線維の長さは20-30nmでピークをもつヒストグラムがえられ、この値は平滑筋分化の程度とは無関係であった。また、GANTの値と比較し有意な差がみられた。これらの結果より、GISTの網目の構築が腫瘍の悪性度の判定に有用であり、腫瘍により細胞細胞周囲間質マトリックスの構造に違いがあることが示唆された。また、SFの腫瘍特異性は腫瘍が持つ間質マトリックス構造に関連すると考えられた。
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