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ヒト胎児由来骨芽細胞を素材とした血管周皮細胞への分化誘導と分化関連遺伝子の同定

研究課題

研究課題/領域番号 11670181
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 人体病理学
研究機関札幌医科大学

研究代表者

池田 健 (池田 建)  札幌医科大学, 医学部, 講師 (40202890)

研究分担者 千葉 英樹  札幌医科大学, 医学部, 講師 (00295346)
澤田 典均  札幌医科大学, 医学部, 教授 (30154149)
研究期間 (年度) 1999 – 2000
研究課題ステータス 完了 (2001年度)
配分額 *注記
2,700千円 (直接経費: 2,700千円)
2000年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
1999年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
キーワードペリサイト / 血管周皮細胞 / 骨芽細胞 / 平滑筋アクチン / 分化機能
研究概要

1 これまでの報告により,ヒト正常骨由来骨芽細胞株(SV-HFC)が骨芽細胞としての性質を充分に有していることは明らかである.今回,SV-HFCがペリサイトマーカーを有していることが示された.さらに,ペリサイトマーカーとしての平滑筋アクチンの発現は,デキサメタゾン添加による石灰化同様,TGF-β1あるいはレチノイン酸添加によって抑制された.このことから,SV-HFCにおいては,骨芽細胞への分化とペリサイトへの分化が同じ生化学的メカニズムによって調節されていることが示唆された.また,種々の血管研究におけるペリサイトのソースとしてSV-HFCは有用と考えられた.
2 モノクローナル抗体3G5は,血管構成細胞のなかではペリサイト特異的で,in vitroでのペリサイトのマーカーとして有用である.本研究では,カルポニン陽性ペリサイトは毛細血管壁に連続性に分布し,3G5陽性ペリサイトは非連続性に分布しており,これはペリサイトのhetercgeneityを示すもので,in vivoでは,ペリサイト一般のマーカーとして,3G5に比ベカルポニンがより優れていると考えられた.3G5陽性ペリサイトが毛細血管の屈曲部および分岐部に多く分布したことは,これらのベリサイトが萌出型の血管新生に関与する可能性を示唆する.ペリサイトのhetercgeneityに基づく機能分担を解明するとすれば,3G5は非常に有用なマーカーと考えられた.

報告書

(3件)
  • 2001 研究成果報告書概要
  • 2000 実績報告書
  • 1999 実績報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] 池田 健: "血管周皮細胞マーカー糖脂質のin vivoにおける発現"日本病理学会会誌. 91. 192 (2002)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      2001 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 池田 健: "脳毛細血管における血管周皮細胞マーカー糖脂質の発現の検討"Brain Tumor Pathology. 19. 58 (2002)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      2001 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Ikeda, T.: "Expression ofa pericyte marker ganglioside in human normal tissues"Proccedings of The Japanese Society ot Pathology. 91. 192-192 (2002)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      2001 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Ikeda, T.: "Expression of a pericyte marker ganglioside in human brain capillaries"Brain Tumor Pathology. 19. 58-58 (2002)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      2001 研究成果報告書概要

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公開日: 1999-04-01   更新日: 2016-04-21  

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