研究課題/領域番号 |
11670194
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
人体病理学
|
研究機関 | 東海大学 |
研究代表者 |
梅村 しのぶ 東海大学, 医学部, 講師 (20276794)
|
研究分担者 |
梶原 博 東海大学, 医学部, 助手 (20317754)
長村 義之 東海大学, 医学部, 教授 (10100992)
堤 寛 東海大学, 医学部, 助教授 (80138643)
|
研究期間 (年度) |
1999 – 2000
|
研究課題ステータス |
完了 (2000年度)
|
配分額 *注記 |
2,900千円 (直接経費: 2,900千円)
2000年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
1999年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
|
キーワード | mammary gland / neuroendocrine / chromogranin / RT-PCR / breast cancer / 神経内分泌顆粒 / Cg mRNA / RT-PCR法 / 乳腺 |
研究概要 |
研究期間内に、神経内分泌内酸性蛋白であるChromogranin(Cg)/Secretogranin(Sg)およびpeptide hormoneの一つとしてprolactin(PRL)mRNA発現の有無について検討した。検討対象は、非腫瘍性乳腺(生理的条件下である静止期、妊娠、授乳、離乳各時期)および加齢ratにおける自然発症乳腺腫瘍(fibroadenoma、adenocarcinoma)である。 検討結果; 1)電子顕微鏡的検索により、神経内分泌顆粒は、いずれの時期の非腫瘍性乳腺においても認められなかった。 2)Cg mRNA発現については、CgAは、妊娠14日、20日、授乳1日に発現が認められたが、SgIおよびSgIIについては、妊娠14日、20日において認められたが、分娩後は認められなかった。 3)rat mammary fibroadenoma,adenocarcinomaにおいて、CgA,SgIImRNA発現が確認されたが、SgI mRNA発現は認められなかった。 4)Estradiol(E2)投与ラットにおけるCg mRNA発現を検討した。5,50,500,1000μg/kg/weekのE2を1〜4週間、筋肉内投与した。いずれの用量および期間においてもCg mRNA発現をinduceすることはできなかった。 5)非腫瘍性乳腺において、妊娠14日から、分娩後14日において、PRL mRNA発現が認められた。また、PRL-receptor mRNA発現についても同時に検討した。とくにlong formのPRL-Rについて、PRL mRNA発現に先行してmRNA発現が認められた。 6)rat mammary fibroadenoma,adenocarcinomaにおいて、PRL mRNA発現が確認された。PRL mRNA発現については、in situ RT-PCR法により、間質ではなく、乳腺上皮細胞におけるmRNA発現であることが確認された。
|