研究課題/領域番号 |
11670270
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
細菌学(含真菌学)
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研究機関 | 国立国際医療センター(研究所) |
研究代表者 |
切替 照雄 国立国際医療センター研究所, 感染・熱帯病研究部, 部長 (50192563)
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研究期間 (年度) |
1999 – 2000
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研究課題ステータス |
完了 (2000年度)
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配分額 *注記 |
3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
2000年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
1999年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
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キーワード | LPS / Lipopolysaccharide / 内毒素 / リピドA / マクロファージ / PE-406 / PE-506 / 骨髄ストローマ細胞 / Lipoplysaccharide / LPS結合タンパク質 / タキソール |
研究概要 |
細菌内毒素(LPS)は、マクロファージなどの宿主細胞を活性化し種々のサイトカインを産生することが知られている。本研究の目的は、LPSによる細胞活性化の要となっている新たな分子を同定しその特性を明らかにすることである。本研究では、細胞膜タンパク質に対する抗体およびラジオアイソトープ標識リピドAを用いて解析することで、これらの基準の多くを満足するタンパク質を同定した。これまで、マウス骨髄ストローマ細胞株ST2がCD14の発現はなく、マクロファージとほぼ同程度のLPS反応性を有することを明らかにしている。そこで、ST2細胞から精製した細胞膜およびこの細胞膜よりHPLCで部分精製したLPS結合タンパク質を抗原としてポリクロナール抗体を作製した。 この抗ST2細胞膜抗体をもちいたマクロファージ膜タンパク質の解析した。ST2細胞を可溶化し作成した抗体を用い免疫沈降することで膜タンパク質を濃縮し、これを電気泳動で分離後、さらに同じ抗体でウェスタンブロットする。これによって特定の集団の膜タンパク質の発現が可能になった。[3H]標識リピドA前駆体(PE-406)および[3H]標識リピドA(PE-506)を用いたリガンドブロット法でリピドA結合タンパク質として57kDaおよび53kDaのタンパク質を同定した。
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