研究課題/領域番号 |
11670271
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
細菌学(含真菌学)
|
研究機関 | 北里大学 |
研究代表者 |
熊沢 義雄 北里大学, 理学部, 教授 (30072375)
|
研究分担者 |
花岡 和則 北里大学, 理学部, 教授 (40189577)
滝本 博明 北里大学, 理学部, 講師 (00253534)
|
研究期間 (年度) |
1999 – 2000
|
研究課題ステータス |
完了 (2000年度)
|
配分額 *注記 |
3,600千円 (直接経費: 3,600千円)
2000年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
1999年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
|
キーワード | Toll-like receptor / リポ多糖 / 細菌構成成分 / 先天性免疫 |
研究概要 |
1)LPS受容体に関連する遺伝子のクローニング LPS受容体に関連する遺伝子としてマウスおよびヒトTLR2、TLR4、CD14およびMD2をコードする全長cDNAをクローニングし、細胞にトランスフェクションしトランスフェクタントを作製した。 2)抗マウスTLR単クローン抗体の作製 各遺伝子を発現するトランスフェクタントを作製し、これらをラットに免役して単クローン抗体を作製を試みたが、未だ満足すべきハイブリドーマは得られていない。 3)結核菌菌体成分を認識するTLRの解析 結核菌表層成分であるTDM(trehalose6,6′-dimycolate:)はマクロファージ活性化作用など宿主細胞に対して様々な活性を示す。マクロファージによるTDMの認識機構を種々のトランスフェクタントおよびTLRノックアウトマウスを用いて解析し、TDMはTLR2によって認識されることを明らかとした。さらに、数種類の構造が異なるTDM類似ミコール酸含有糖脂質を用いてマクロファージ活性化作用を検討した結果、ミコール酸鎖長が活性発現には重要であり、構成糖の違いによる活性の変化は認められなかった。また、グラム陰性菌は外膜成分としてLPSを持つが、Sphingomonas paucimobilisはLPSに代わりスフィンゴ糖脂質(Glycosphingolipid:GSL)を有している。GSLもLPSと同様にTLR4により認識されることも明らかとした。
|