研究課題/領域番号 |
11670535
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
消化器内科学
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研究機関 | 昭和大学 |
研究代表者 |
与芝 真彰 昭和大学, 医学部, 助教授 (20010457)
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研究分担者 |
井上 和明 昭和大学, 医学部, 講師 (90232529)
小原 道法 (財)東京都医学研究機構, 東京都臨床医学総合研究所, 研究員 (10250218)
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研究期間 (年度) |
1999 – 2000
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研究課題ステータス |
完了 (2000年度)
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配分額 *注記 |
3,600千円 (直接経費: 3,600千円)
2000年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
1999年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
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キーワード | HCV / Taq Man Chemistry / HBV DNA / HCV core / HCV NS3 / 4A / Interferon / RTD-PCR |
研究概要 |
約200例のHCV陽性患者(HBs抗原陰性190例、HBs抗原陽性10例)を対象として肝生検と採血施行し、Taq Man chemistryにもとずいたPCR法により血清及び肝組織中のHBV DNAの有無を確認し定量した。その結果HBs抗原陽性者においても、肝組織中と血中のHBV DNAはHCV陰性のHBV単独感染者の約1000分の1であった。またHCV陽性の慢性肝疾患患者においては、肝疾患の進行につれてHBV陽1生の頻度が増加した。血中および肝組織中のHBV DNA量はHBs抗原陽性の重感染例の約100分の1から1000分の1であった。HCVがHBVの複製を抑制している可能性が示されたので、現在HCVとHBVの発現ベクターを構築してHBVの遺伝子複製のどの段階をHCVが抑制するかを検討している。まずはじめにHCV core蛋白の発現とそのリン酸化がHBVの遺伝子複製に影響を与えるかどうかを検討した。HCVcore蛋白を発現させるとHBVの遺伝子複製を抑制することが示された。HCVのNS3/4A蛋白を発現させるとむしろ、HBVの増殖は促進されHBVの増殖制御にインターフェロン系が密接に関与している可能性が示唆された。
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