研究課題/領域番号 |
11670542
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
消化器内科学
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研究機関 | 東京女子医科大学 |
研究代表者 |
古川 みどり 東京女子医科大学, 医学部, 助手 (00312033)
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研究分担者 |
倉地 幸徳 ミシガン大学, 医学部・人類遺伝学, 教授
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研究期間 (年度) |
1999 – 2001
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研究課題ステータス |
完了 (2001年度)
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配分額 *注記 |
3,600千円 (直接経費: 3,600千円)
2001年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2000年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
1999年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
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キーワード | hepsin / ノックアウトマウス / 肝再生 / 肝炎 / HGF / LECラット |
研究概要 |
1 肝臓の再生におけるhepsinの働き In vivoにおけるhepsinの働きをみる目的にて、正常マウス(hepsin+/+)を用いて70%肝切除におけるhepsinの発現と肝臓の再生スピードを経時的にノーザンブロットにて観察した。明らかに再生時に発現の上昇を認め、そのピークは12時間後であった。一方hepsinのノックアウトマウス(hepsinの遺伝子を特異的に不活化したhepsin-/-マウス)を作製し、70%肝切除を同様に試行し正常マウスと肝臓再生スピードを比較検討した。肝臓再生の差を認めた。 2 肝臓の炎症とhepsin、肝臓癌とhepsin ヒト肝癌組織と非癌部組織におけるhepsinの発現をrT-PCRにて比較した。差は認められず、肝硬変等の肝線維化の段階で既にhepsinの発現が上昇している可能性が考えられたため、急性肝炎、慢性肝炎、肝臓癌のモデルラットであるLEC(Long-Evans Cinnamon)ラットを使用し、急性肝炎、慢性肝炎、肝癌となっていく過程でのhepsinの発現の変化を2年間ノーザンブロットにて観察し、明らかな発現の違いを認めた。同一ラットにおいて、癌部、非癌部におけるhepsinの発現を比較検討した。なお経過中発生してくるcholangiofibrosisについても同時に発現量を検討した。 3 HGF(hepatocyte growth factor)とhepsinの相互作用 ヒト肝癌細胞のcell lineであるHepG2のHGFとhepsinの相互作用を観察検討した。Medium中のHGF濃度と肝癌細胞内のhepsinのmRNAの発現量との間にははっきりした関連は認めなかった。
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