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腫瘍特異的プロモーターを用いた悪性胸膜中皮腫における自殺遺伝子の導入

研究課題

研究課題/領域番号 11670571
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 呼吸器内科学
研究機関東京医科歯科大学

研究代表者

稲瀬 直彦  東京医科歯科大学, 医学部・附属病院, 助手 (60262185)

研究期間 (年度) 1999 – 2000
研究課題ステータス 完了 (2000年度)
配分額 *注記
1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
2000年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
1999年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
キーワード悪性胸膜中皮腫 / 遺伝子治療 / 腫瘍特異的発現 / 特異的プロモーター / Keratin19 / Calretinin / 自殺遺伝子 / keratin19 / calretinin / 腫瘍特異的プロモーター / 悪性胸膜中皮種
研究概要

悪性胸膜中皮腫を対象とした遺伝子治療を行ううえで、腫瘍特異的プロモーターを応用することを目的に以下の研究を行った.ヒト悪性胸膜中皮腫細胞株(H28、H2052、211H)、子宮頚癌細胞株(Hela)を培養し用いた.Keratin19の発現はNorthern blot analysisで検討した.次にKeratin19のプロモーター領域(260bp)にエンハンサー領域(80bp)を連結した上でルシフェラーゼ用レポーテイングベクターにサブクローニングし(pK19-LUC)、ヒト悪性胸膜中皮腫細胞株を含む各細胞株に遺伝子導入を行いルシフェラーゼ活性を測定した.Keratin19を発現する悪性胸膜中皮腫細胞(H28、H2052)においては、pK19-LUCを導入後比較的強いルシフェラーゼ活性を示したのに対して、Keratin19を発現しない細胞(211H)においてはきわめて弱いルシフェラーゼ活性のみを認めた.同様の検討を悪性胸膜中皮腫に特異的に発現するとされるCa結合タンパクであるCalretininのプロモーターを用いて行った.Calretininの発現はRT-PCR法により確認した.CALプロモーター領域のうち転写開始点より上流2.2kbをレポーテイングベクターにサブクローニングし各細胞に遺伝子導入後ルシフェラーゼ活性を測定したところ、CALを発現する細胞(H2052、211H)において比較的比較的強いルシフェラーゼ活性を示した.さらにこれらのプロモーターの下流にHerpes simplex virus thymidine kinase(TK)遺伝子を結合した発現ベクターを作製した。この発現ベクターをリポフェクション法により遺伝子導入したところ、特異的にGanciclovir(GCV)による抗腫瘍効果を認めた。

報告書

(3件)
  • 2000 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1999 実績報告書

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公開日: 1999-04-01   更新日: 2016-04-21  

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