研究課題/領域番号 |
11670574
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
呼吸器内科学
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
月野 光博 京都大学, 医学研究科, 助手 (40293956)
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研究分担者 |
長井 苑子 京都大学, 医学研究科, 助教授 (30217955)
西村 浩一 京都大学, 医学研究科, 講師 (80243096)
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研究期間 (年度) |
1999 – 2001
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研究課題ステータス |
完了 (2001年度)
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配分額 *注記 |
1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
2001年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
2000年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
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キーワード | 内因性ステロイド / プロテアーゼ / 喫煙 / サイトカイン / 成長因子 / RT-PCR / 間質性肺炎 / 線維化 / 線維芽細胞 / 形質変換機構 / α-SM actin / glucocorticoid / 家族集積 / 疾患感受性 |
研究概要 |
【目的】肺局所での内因性ステロイドの調節に関し、炎症細胞におけるsteroid sulfatase(STS)の制御、および肺胞上皮様細胞における喫煙により引き起こされるProteinase/antiproteinaseバランスの不均衡と内因性ステロイドの関連に関し検討した。 【方法】健常者、IPF, Sarcoidosis等の炎症性肺疾患患者由来のBALF-MacrophageのSTS発現を、RT-competitive PCR法で比較検討した。また肺胞II型上皮由来のA549細胞におけるMMP-3,TIMP-3発現に関し喫煙刺激及び内因性ステロイド添加の影響を同様にRT-competitive PCR法を用い検討した。なおCompetitive PCRにおいては、house-keeping geneであるGAPDHのmRNA発現量による補正、PCRにおけるmutant cDNAとの競合の2種の標準化を行った。 【結果】肺胞マクロファージは、恒常的にsteroid sulfataseを発現した。しかしながら、喫煙者と非喫煙者の間でその発現に有意な差はみられず、また炎症性肺疾患によるその発現の増強はみられなかった。喫煙抽出物質による刺激により、A549細胞のMMP-3,TIMP-3発現は有意に増強された。しかしながら、内因性ステロイドである、glucocorticoid(Dexamethasoneで代用)及びdehydroepiandrosteroneでは、この発現増強を抑制しえなかった。 【考察】Glucocorticoid, DHEAはそれぞれ抗炎症作用、antioxidantとしての作用を持つことが知られており、喫煙によるproteinase/antiproteinaseバランスの変調は一般的な炎症、oxidantによる傷害以外の機序によることが示唆された。
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