研究課題/領域番号 |
11670575
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
呼吸器内科学
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
末村 正樹 阪大, 医学(系)研究科, 助教授 (70144459)
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研究分担者 |
藤原 弘士 大阪大学, 医学部・附属病院, 医員
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研究期間 (年度) |
1999 – 2000
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研究課題ステータス |
完了 (2000年度)
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配分額 *注記 |
3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
2000年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1999年度: 2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
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キーワード | CD4+T細胞 / Th2 / IL-4 / STAT6 / CD25 / AICD(Activation-induced Cell Death) |
研究概要 |
アレルギー反応に重要なCD4+T細胞のTh2への分化過程において高発現している遺伝子を同定すべく、Th2への分化をきたす正常マウスのCD4+T細胞とTh2への分化を全くきたさないSTAT6欠損マウスのCD4+T細胞を取り出し抗CD3抗体及びIL-4刺激後の遺伝子の発現レベルをMicroarrayにて比較したところ、GATA3、CCR4、CCR8などのPositive Control Genesに加えCD25(IL-2 receptor α chain)、Crlr(Calcitonin receptor-like receptor)が正常マウスのCD4+T細胞において高発現していることをみいだした。このうちCD25に関して今年度以下のような現象及び生物学的意義をみいだした。 1.CD4+T細胞を抗CD3抗体にて3日間刺激した後、IL-4を作用させその後のT細胞活性化マーカーの発現を経時的に解析したところ、CD69、CD44などのマーカーはSTAT6非依存性の発現パターンであったのに対し、CD25だけが完全にSTAT6依存性に高い発現レベルが保たれていることをみいだした。 2.上記の高い発現レベルのCD25の役割を明らかにすべく、CD4+T細胞を抗CD3抗体にて3日間刺激した後、IL-4あるいはIL-2にてさらに刺激し、もう一度抗CD3抗体を作用させたところ、CD25の発現の高まった正常マウスのCD4+T細胞はそうでないCD4+T細胞に比しアポトーシスに陥りやすいことを見い出した。このことはSTAT6依存性のCD25の高発現が、過剰に拡大するTh2細胞集団のAICD(Activation-induced Cell Death)によるNegative Selectionに役立っている可能性を示唆している。
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