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構造的ゲノム遺伝子である内在性レトロウイルス活性化による肺傷害に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 11670590
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 呼吸器内科学
研究機関順天堂大学

研究代表者

田村 尚亮  順天堂大, 医学部, 講師 (10188435)

研究分担者 家永 浩樹  順天堂大学, 医学部, 助手 (30212723)
研究期間 (年度) 1999 – 2000
研究課題ステータス 完了 (2000年度)
配分額 *注記
3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
2000年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
1999年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
キーワード内在性レトロウイルス / Env蛋白 / 間質性肺炎 / 自己抗体 / 肺胞マクロファージ
研究概要

ヒトゲノムDNA上に多数存在するプロウイルスである内在性レトロウイルス(ERV)は、間質性肺炎疾患の一群で肺胞マクロファージによってその関連蛋白が産生されていることを既に明らかとした。本研究では次の二つの観点につき解明を続けている。
1)間質性肺炎発症において、生体内で産生されたERV蛋白が生体のどの部位にどの様な反応を惹起するのか。
2)肺胞マクロファージ(PAM)におけるERV遺伝子活性化に寄与する因子を明らかにする。
1.肺組織でのクローン4-1Env蛋白分布の検討
現在、各種肺疾患症例のVATS検体や、手術・剖検時に得た凍結検体から薄切標本を作製し、クローン4-1Env蛋白抗体を用いた免疫染色により肺胞・間質におけるEnv蛋白の沈着・分布部位を検討している。実際にクローン4-1Env蛋白が組織沈着していることが確認できた例はまだ少ないため、一定の傾向を検出するには至っていない。平成12年度にも更に症例数を増やすことで、肺における反応の特徴を明らかとする予定である。
2.BAL液中、血清中の抗クローン4-1Env蛋白抗体の検出
精製クローン4-1Env蛋白を抗原としたウェスタンブロットにより、BAL液中、血清中の抗体の存在を検討している。更に症例数を増加することが必要であるが、肺局所で抗体の産生が確認できる症例では、全身的にも抗体が検出される傾向が認められている。
3.クローン4-1遺伝子における変異・多型性に関する検討
膨大なクローンに関してのシークエンスを要するため、現時点では十分な解析に至っていない。しかし、平成12年度の重点検討項目として、遺伝子変異の状況を明らかとしたいと考えている。

報告書

(1件)
  • 1999 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 田村尚亮: "肺線維症とHPS"呼吸器News&Views. No.15. 9-11 (1999)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書

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公開日: 1999-04-01   更新日: 2016-04-21  

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