配分額 *注記 |
3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
2001年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2000年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1999年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
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研究概要 |
インフルエンザウイルス感染による気道上皮細胞のサイトカインRANTESとアポトーシス誘導を制御する細胞内シグナルをMAP kinase経路を中心に解析した。インフルエンザウイルス感染による気道上皮細胞のRANTES発現はJNK, p38MAP kinaseによって制御されること、さらにアポトーシスを制御する細胞内シグナル分子の解析はASK1リン酸化、p38 MAP kinase, JNK, extracellular signal-regulated kinase(Erk)の活性をWestern blotで解析し、embryonic fibroblast derived from ASK1 knockout mice(ASK1-7-MEF)とembryonic fibroblast derived from wild type mice(ASK1+/+MEF)のIV刺激によるJNK/p38 MAPK のリン酸化、caspace-3活性化、MTSによるcell deathを解析した。その結果、1)IV感染は気道上皮細胞にp38 MAP kinase, Erk, JNKリン酸化とASK1のリン酸化を誘導した、2)IV感染によるJNk/p38 MAPKリン酸化、caspace-3活性化、細胞死、ASK1-/-MEFではASK1+/+MEFと比較して抑制されていた。 以上の結果、IV感染による気道上皮細胞のサイトカインRANTES発現はJNK, p38 MAP kinaseによって制御されること、アポトーシスはASK-1/JNK pathwayが関与することが示唆された。
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