研究課題/領域番号 |
11670682
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
循環器内科学
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研究機関 | 岡山大学 |
研究代表者 |
大江 透 岡山大学, 医学部, 教授 (70263556)
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研究分担者 |
森田 宏 岡山大学, 医学部, 助手 (50322227)
草野 研吾 岡山大学, 医学部, 助手 (60314689)
山成 洋 岡山大学, 医学部・附属病院, 講師 (00240060)
中村 一文 岡山大学, 医学部・附属病院, 医員
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研究期間 (年度) |
1999 – 2000
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研究課題ステータス |
完了 (2000年度)
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配分額 *注記 |
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
2000年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
1999年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
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キーワード | Brugada症候詳 / QT延長症候群 / 再分極 / エタノール / ばらつき / Kチャンネル / 特発性心室細動 / チャネル / QT alternans / Brugada症候群 / KvLQT1遺伝子 / チャンネル |
研究概要 |
Brugada症候群患者の病態についての検討:Brugada症候群には、心電図上特徴的な所見(不完全右脚ブロック+ST上昇)を示し、電気生理学的な誘発試験で心室細動が誘発されるにもかかわらず、症状(syncope)のない症状があることを、無症候性Brugada症候群として報告した(Pacing Clin Electrophysiol 1999;22:1261-1263)。更に、無症候性Brugada症候群は予後が比較的よいことを報告した(J Cardiovasc Electrophysiol.2001;12:2-6)。 QT延長症候群患者の病態についての検討:QT延長症候群においては^<123>I metaiodobenzylguanidine(MIBG)の取り込みが、左室の局所において低下していた。さらに心エコーで局所のwall thickening timeを求めたところ、MIBGの取り込みが低下している部分では、正常な部分に比べてWall thickening timeが有意に長かった。すなわち左室の交感神経活動が低下している部分では、心エコー上収縮時間が延長していた(Heart 2000;83:295-300)。 カテーテルによる単相性活動電位記録を用いて、QT延長症候群において、QTalternansがKATPチャネル開口薬にて改善することを報告した(Heart 1999;82:e8)。さらにギネアピッグのランゲンドルフ心では、disopyramideによって単相性活動電位持続時間にalternansが発生したが、K ATPチャネル開口薬(ニコランジル)によって改善することを報告した(J Electrocardiol 2000;33:269-77)。 遺伝子解析による検討:KvLQT1遺伝子に異常をもつQT延長症候群患者においてはHERG遺伝子に異常をもつ患者より、transmural dispersionが交感神経刺激により増大することを報告した(J Am Coll Cardiol 2001;37:911-9)。 その他:飲酒により不整脈が誘発されることがある。アルコールが心臓のチャンネルに直接働かないか、培養心筋細胞において、チャンネルブロッカーを使うことによって検討した。遅延整流性電流(IK)が活性化されることがわかり報告した(Alcohol Clin Exp Res 1999;23(4Suppl):81S-84S)
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