研究課題/領域番号 |
11670739
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
小児科学
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研究機関 | 千葉大学 |
研究代表者 |
金澤 正樹 (2000-2001) 千葉大学, 医学部・附属病院, 助手 (50322764)
山本 重則 (1999) 千葉大学, 医学部, 助手 (30241970)
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研究分担者 |
山本 重則 国立療養所下志津病院, 臨床研究部, 生化学研究室長 (30241970)
寺井 勝 千葉大学, 医学部・附属病院, 講師 (80207472)
金澤 正樹 国立療養所下志津病院, 臨床研究部, 生化学研究室室長代理
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研究期間 (年度) |
1999 – 2001
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研究課題ステータス |
完了 (2001年度)
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配分額 *注記 |
3,700千円 (直接経費: 3,700千円)
2001年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2000年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
1999年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
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キーワード | carnitine / acute encephallopathy / carnitine cycle / Reye-like syndrome / CPTI / CPTII / carnitine acylcarnitine carrier / acute encephalopathy / rhabdomyolysis / carnitine palmitoyltransferase I deficiency |
研究概要 |
低ケトン性低血糖症のエピソードを繰り返したり、急性脳症やライ症候群の病像を呈し、全身型カルニチン・サイクル異常症が疑われた患者について、血液、尿、細胞などの検体を同意の上、各施設から送ってもらい、化学診断、酵素診断および遺伝子レベルでの解析を行った。 意識障害を主訴とし、高アンモニア血症、低血糖、著明な低カルニチン血症を認めた3歳の男児を精査し、酵素活性から、カルニチントランスポーター欠損症と診断した。現在、遺伝子解析中である。 肝型カルニチン・パルミトイルトランスフェラーゼI(CPTI)欠損症の4症例について遺伝子変異を同定した。変異遺伝子の分子学的解析を行う目的で、患者の線維芽細胞をSV40でトランスフォームし、セルラインを樹立した。その細胞に目的の変異遺伝子を導入する実験系を確立した。RNAとタンパクそして酵素活性の検討を行い、各々の変異が病因であることを明らかにした。このセルラインはCPTIに関してバックグランドがなく、分子学的解析に有用であった。この結果を現在、Journal of Human Genetics誌に投稿中である。 National Institute of General Medical Sciences(NIGMS)からカルニチン・アシルカルニチンキャリアー欠損症患者の培養皮膚線維芽細胞を購入し、活性測定を確立するとともに、遺伝子解析を行った。その結果、患者は146 del Tと261-10T>Gの複合ヘテロ接合体と判明した。この検討は既にJournal of Human Genetics誌に公表した。 以上の結果を各施設に報告し、当該施設での治療に協力し、患者の予後の向上に寄与した。
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