研究課題/領域番号 |
11670841
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
皮膚科学
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研究機関 | 琉球大学 |
研究代表者 |
上里 博 琉球大, 医学部附属病院, 講師 (60160157)
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研究分担者 |
古谷 正人 高知医科大学, 動物実験施設, 助教授 (00035437)
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研究期間 (年度) |
1999 – 2001
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研究課題ステータス |
完了 (2000年度)
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配分額 *注記 |
2,700千円 (直接経費: 2,700千円)
2000年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
1999年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
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キーワード | リーシュマニア原虫 / エンドトリパーヌム原虫 / ferrochelatase / cDNA |
研究概要 |
1)リーシュマニア原虫のferrochelataseのcDNAを同定するため、今まで報告されたferrochelataseの塩基配列、またアミノ酸配列も同様に検索し、ヒト、マウス、ウシ、ニワトリ、カエル、カビに共通な部分に4対のprimerを設定した。 対象としたリーシュマニア原虫は、WHOに登録された14株、またコントロールとしてナマケモノから樹立されたエンドトリパーヌムの2株を用いた。 使用したconsensus primerは下記に記載した。 F1;5'-ATATTAATGYTRAACATGGG-3' F2;5'-ATTGGAGGCGGATCVCCSAT-3' F3;5'-CCCAACACAGCMCCBCAYAA-3' F4;5'-GGAGCACTATYGACNGRTGG-3' R1;5'-TCAATAGTRCTCCAYTTSAT-3' R2;5'-GACATCGGCAGNGAGTGRGC-3' R3;5'-GGACCAACCTKGGAYTGCCA-3' R4;5'-TCATACAGCGTYTCRATRTG-3' 継代・培養した16種のリーシュマニア原虫から、total RNAを抽出し、cDNAを作製した。そのcDNAをtemplateとして、上記primerの組み合わせを用いてRT-PCRを行った。予想サイズに一致するいくつかのPCR産物が得られ、ゲルから切り出し、そのDNA断片をpT7 blue T vectorに組み込み、5HdαE.Coliを形質転換した。さらにplasmidを回収し、HITACHI SQ5500 sequencerでDNA断片の塩基配列を解読したが、ferrochelataseの塩基配列と相同性の高い結果は得られなかった。今後、PCRの条件やprimerを変えて、検討していく予定である。 2)対象にした原虫のうち、ナマケモノから得られたEndotrypanumに単一のバンドが得られ、その塩基配列がリーシュマニア原虫とエンドトリパーヌムを区別可能であることが推測されたため、Am.J.Trop.Med.Hyg.に投稿したが、データが不十分とのコメントがあり、再投稿準備中である。
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