研究課題/領域番号 |
11670849
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
皮膚科学
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研究機関 | 慶應義塾大学 |
研究代表者 |
桜井 敏晴 (2000) 慶応義塾大学, 医学部, 助手 (20101933)
池田 英之 (1999) 慶應義塾大学, 医学部, 講師 (40301494)
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研究分担者 |
鈴木 ゆり子 慶応義塾大学, 医学部, 助手 (40255435)
藤田 知信 慶応義塾大学, 医学部, 助手 (20199334)
河上 裕 慶応義塾大学, 医学部, 教授 (50161287)
冨田 眞人 慶応義塾大学, 医学部, 助手 (90296608)
桜井 敏晴 慶應義塾大学, 医学部, 助手 (20101933)
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研究期間 (年度) |
1999 – 2000
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研究課題ステータス |
完了 (2000年度)
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配分額 *注記 |
3,800千円 (直接経費: 3,800千円)
2000年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
1999年度: 3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
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キーワード | HLAテトラマー / HLA-A2 / HLA-A24 / TIL |
研究概要 |
本研究は、腫瘍抗原ペプチドを含む可溶性HLA-A2及びA24テトラマー(4量体)分子の作製とそれを用いた抗悪性黒色腫T細胞の染色とソーティングを目的とした。 1.HLA-A2/gp100_<(209-217)>、HLA-A2/MART-1_<(27-35)>、及びHLA-A24/EBV-Pテトラマー分子を作製した。各合成抗原ペプチド(メラノーマ抗原ペプチド(gp100_<(209-217)>,MART-1_<(27-35)>、EBウイルス抗原ペプチド(EBV-P))と大腸菌発現HLA-A2及びA24の重鎖とβ2-mを混合再構成した後、Bir A(ビオチン化酵素)で処理し、ゲル濾過続いてイオン交換クロマトで精製後、ビオチン化HLA/抗原ペプチド複合体(単量体)を得た。その単量体4分子をフィコエリスリン(PE)標識ストレプトアビジン1分子で結合させ、可溶性HLA/抗原ペプチドテトラマー(4量体)を作製した。 2.PE標識HLA-A2/gp100_<(209-217)>及びHLA-A2/MART-1_<(27-35)>テトラマーとFITC標識抗CD8抗体を用い、各抗原ペプチドを認識する培養腫瘍浸潤T細胞(TIL1520及びTIL1235)を染色しFACSで解析した。その結果各テトラマーの用量及びTILの細胞数に依存して2重染色細胞(CD8^+T細胞中抗原特異的T細胞)を最大で90%以上認めたが、抗原特異性の異なるTIL1370では染色を認めず、抗原特異的T細胞を特異的かつ定量的に測定できた。また同様にPE標識HLA-A24/EBV-Pテトラマーを用いEBV-Pで刺激したHLA-A24の健常人PBMCを染色した結果、EBV-P抗原特異的T細胞を測定できた。 以上の結果より、作製された可溶性HLAテトラマーを用いてHLA-A^*0201とA^*2402拘束性悪性黒色腫抗原を特異的に認識するT細胞の解析及び選択的増殖が可能となった。
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