研究概要 |
1.NF1遺伝子診断法の確立(Germlineならびにsomatic mutationの検出) 1)患者末梢血白血球分画(constitutional cell)ならびに神経線維腫やカフェ・オ・レ斑など(somatic cell)を採取し,DNAならびにRNAを抽出する. 2)NF1遺伝子変異の検出/size-shift assay,SSCP assay 3)MS-PCR法,FISH法によるlarge deletionの検出 4)DNA-sequencing 5)PTT(protein truncation test)によるNF1変異の検索 以上を行っている. 2.NFV患者におけるNF1変異の検索 1)試料の採取 モザイク型のNFを母親として発症したNF1患児の2家族例について,末梢血,罹患部位の皮膚(色素斑),ならびに正常部位の皮膚などを採取し,DNAを抽出する. 2)変異の検出は上記の方法を用いている. 3.NF1遺伝子のsecondhit変異の検出 1)すでに2nd hitを神経線維腫より検出しnature genetics誌に報告した症例より,別の神経線維腫を幾つか採取し,変異の状態を解析中である. 4.NF1プロモーター部位の解析 1)NF1プロモーターシスエレメントの解析を目的として,NF1プロモーターのdeletion mutantsをつくりluciferase活性を調べる.
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