研究課題/領域番号 |
11670871
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
放射線科学
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研究機関 | 国際医療福祉大学 |
研究代表者 |
大嶽 達 国際医療福祉大学, 保健学部, 教授 (80152164)
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研究分担者 |
横山 郁夫 東京大学, 医学部, 助手 (10302720)
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研究期間 (年度) |
1999 – 2000
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研究課題ステータス |
完了 (2000年度)
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配分額 *注記 |
3,600千円 (直接経費: 3,600千円)
2000年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
1999年度: 2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
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キーワード | fluorine-18 / fluorodeoxy glucose / positron emission computed tomography / insulin resistence / myocardium / skeletal muscle / diabetes mellitus / myocardial blood flow / fluorodeoxyglucose / position emission computed tomography / ^<18>F-Hluorodeozyglucose / ^<13>N-ammonia / positron emission CT(PET) / skeletol muscle / dioheres mellitus / hypertriglyceridemia |
研究概要 |
インスリン抵抗性は、糖尿病の重要な病因のひとつであり、糖尿病の病勢を評価する上でも重要であるが、インスリン抵抗性をあらわすGDR(全身glucose disposal rate、インスリンクランプ時の全身糖消費量)は、インスリン抵抗性を示すとされる、糖尿病、高中性脂肪血症、高血圧各病態で低下し、それは、ほぼ骨格筋糖代謝の低下と関連しており、骨格筋糖代謝がGDRと強い関連をもち、インスリン抵抗性と関連することが示された。 また心筋糖代謝も骨格筋糖代謝ほどではないが、GDRと関連することが示されたTroglitazoneは血中FFAの変化によらず、NIDDM患者の骨格筋糖消費を改善し、全身インスリン抵抗性を改善できると考えられた。 このように本研究により、骨格筋糖消費が、F-18FDGを用いたポジトロンCT検査で定量でき、GDRと同様にインスリン抵抗性を評価でき、糖尿病をはじめとする各病態でのインスリン抵抗性評価や、内服治療によるインスリン抵抗性改善評価に有用であることが示された。 糖尿病による動脈硬化も非常に重要な問題であるが、以前より我々は、N-13NH_3心筋ポジトロンCTにより、糖尿病では、動脈硬化による血管拡張反応の低下による血流予備能低下には、インスリン抵抗性よりも、高血糖の持続がより大きな影響因子であることを示してきたが、今回本研究により、血糖コントロールにより、糖尿病のおそらく初期動脈硬化による血流予備能の低下が改善することが示された。 同様な動脈硬化による血管拡張反応の低下による血流予備能低下を、高コレステロール血症患者でも、我々は示してきたが、内服治療による高コレステロール血症の改善により、血流予備能が改善することが本研究により示された。
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