研究課題/領域番号 |
11670874
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
放射線科学
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研究機関 | 富山医科薬科大学 |
研究代表者 |
瀬戸 光 富山医科薬科大学, 医学部, 教授 (20019962)
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研究分担者 |
神前 裕一 富山医科薬科大学, 附属病院, 助手 (30251888)
宮原 龍郎 富山医科薬科大学, 薬学部, 助教授 (10019119)
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研究期間 (年度) |
1999 – 2001
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研究課題ステータス |
完了 (2001年度)
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配分額 *注記 |
3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
2001年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2000年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
1999年度: 2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
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キーワード | Bone formation / Fetal osteoblasitc cell / Tissue culture / Calcium-45 / Phosphorus-32 / 1,25(OH)2D3(vitamin D3) / F6-1,25(OH)2D3 / vitamin K2 / Fetal osteoblastic cell / F6-1, 25(OH)2D3 / Vitamin K2 / Embrionic mouse bone |
研究概要 |
乳癌、前立腺癌からの転移性骨腫瘍では骨髄への転移により、周囲の骨組織の破壊が起きる。修復機序として新生骨の生成が盛んになり化骨が起きる。骨親和性放射性薬剤によるオートラジオグラフィの研究では骨転移部ではなく、その周囲の新生骨にこれらの放射性薬剤が著明に集積することが証明されている。新生骨へのCa-45およびP-32の集積増強を図るため下記のイン・ビトロ実験を施行した。 ヒト胎児頭頂骨から樹立された骨芽細胞(SV-HFO)を10%牛胎児血清含有αMEN培地で培養し、β-glycerophosphate(β-GP),1,25(OH)2D3(vitamin D3),F6-1,25(OH)2D3(vitaminF-D3)およびvitamin K2の薬剤がCa-45およびP-32の骨芽細胞への摂取にどのような影響を及ぼすかを検討した。 1)Ca-45の摂取は0-10mMのβ-GPの存在下では濃度依存性に増加し、7.5mM以上でプラトー状態となった。P-32の摂取はβ-GPの存在下では極めて低く、増加はみられなかった。 2)Ca-45の摂取はβ-GPの添加条件でD3を更に添加すると1.4倍の摂取増加が認められた。 3)Ca-45の摂取はβ-GPの添加条件でF-D3を更に添加すると、D3に比べて約20倍の摂取増加が認められた。 4)Ca-45の摂取はβ-GPの添加条件でvitamin K2のみを添加しても、対照群に比べて摂取増加が認められなかった。さらにF-D3にvitamin K2を添加した条件でもF-D3単独群に比べて有意な摂取増加は認められなかった。 以上の結果から、β-GPの添加培地にF-D3を更に添加するとCa-45の骨芽細胞への著明な摂取増加が確認された。しかし、vitaminK2の効果は今回使用した骨芽細胞および培地では認められなかつた。F-D3は薬剤として臨床使用が可能であり、Ca-45の骨芽細胞への摂取促進剤としてその応用が期待できる。
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