研究課題/領域番号 |
11670951
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
精神神経科学
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研究機関 | 大分医科大学 |
研究代表者 |
穐吉 條太郎 大分医科大学, 医学部, 助教授 (00159344)
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研究分担者 |
堤 隆 大分医科大学, 医学部, 助手 (60284791)
五十川 浩一 大分医科大学, 医学部, 助手 (10264334)
山本 由起子 大分医科大学, 医学部, 助手 (50305041)
永山 治男 大分医科大学, 医学部, 教授 (70100899)
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研究期間 (年度) |
1999 – 2001
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研究課題ステータス |
完了 (2000年度)
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配分額 *注記 |
3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
2000年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
1999年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
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キーワード | 不安 / ノックアウトマウス / コレシストキニン |
研究概要 |
今回の結果で、明暗箱においてCCKBレセプター遺伝子欠損マウスはコントロールと比較して有意に明箱暗箱間の移動回数が多かった。また、統計的に有意な差はみられなかったものの高架十字迷路においては、コントロールに比較してhead dips数が多い傾向が認められた。各箱間の移動回数およびhesd dips数の多いことはともにCCKBレセプター遺伝子欠損マウスの方がより不安の低い可能性が考えられる。これまでの報告によると、CCKBレセプターアンタゴニストであるα-Methyltryptophan、Cl-988、L-365,260、LY288513、PD135158等は明暗箱および高架十字迷路試験において抗不安解消作用を示すことが明らかにされている。これらの報告は今回の結果を支持するものと考えられる。ただし、今回の結果全てが必ずしも不安抑制につながるところには至らなかった。この理由の一つとして、不安発現のメカニズムに様々な神経細胞や体内物質およびそのレセプターなどが複雑に関与していることが考えられる。つまり、生来性にCCKBレセプターが欠損している場合、その他の不安関連物質が不安惹起に代償機能を果たしていることが考えられる。また、これまでにも不安行動において、セロトニンとCCKに相互作用のあるという報告もある。
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