研究課題/領域番号 |
11670978
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
血液内科学
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研究機関 | 千葉大学 |
研究代表者 |
岡田 誠治 千葉大学, 大学院・医学研究科, 助教授 (50282455)
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研究分担者 |
幡野 雅彦 千葉大学, 大学院・医学研究科, 助教授 (20208523)
徳久 剛史 千葉大学, 大学院・医学研究科, 教授 (20134364)
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研究期間 (年度) |
1999 – 2000
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研究課題ステータス |
完了 (2000年度)
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配分額 *注記 |
3,800千円 (直接経費: 3,800千円)
2000年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
1999年度: 2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
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キーワード | 造血幹細胞 / c-fos / BCL6 / 転写因子 / マクロファージ / c-Fos / トランスジェニックマウス |
研究概要 |
1.c-fosによる血球分化制御 1)単球系分化におけるc-fosの役割 ストロマ細胞株OP-9との共培養系においてMx c-fosマウスから分離した骨髄細胞を、IFN添加によりc-fosを持続的に誘導したところ、単球系への分化が認められた。また、マウス骨髄性白血病株M1にc-fosを遺伝子導入したところ、単球からマクロファージへの分化が促進された。以上の結果から、c-fosは骨髄前駆細胞から顆粒球系と単球系への分化の振り分けに関与していることが示唆され、現在その機序を解析中である。 2)マクロファージの機能発現におけるc-fosの役割 マクロファージは恒常的にc-fosを発現しているが、IFN-γとLPSで刺激するとc-fosが強発現した後に一過性に消失し、元のレベルに戻った。誘導型Nitric oxide合成酵素(iNOS)mRNAは、c-fosの消失後に出現した。Mx-c-fosマウスのマクロファージを用いて、c-fosを持続発現させたところiNOSの発現は抑制された。ルシフェラーゼ法によるiNOSのプロモーター解析により、c-fosがNF-IL-6と結合してその作用を抑制することによりiNOSの発現を抑制することが判明した。 2.BCL6による血球分化制御 レトロウィルスを用いて、造血幹細胞にBCL6を強発現させ、放射線照射したScidマウスに移植したところ、B細胞への分化がProB細胞の段階で阻害されていた。In vitro培養系でも同様の結果が得られたが、T細胞・骨髄系細胞への分化異常は認められなかった。一方、BCL6欠損マウスの造血幹細胞のB細胞への分化は正常であった。また、ProB細胞ではBCL6の発現は弱く、ProB細胞株においては、BCL6の強制発現によりアポトーシスに陥った。以上の結果から、BCL6はB細胞の初期分化を制御していることが示唆された。
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