研究課題/領域番号 |
11671026
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
腎臓内科学
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
青柳 一正 筑波大学, 臨床医学系内科, 講師 (40114029)
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研究分担者 |
永瀬 宗重 筑波大学, 臨床医学系, 助教授 (10189128)
藤森 憲 筑波大学, 化学系, 助教授 (90015983)
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研究期間 (年度) |
1999 – 2000
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研究課題ステータス |
完了 (2001年度)
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配分額 *注記 |
1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
2000年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
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キーワード | 活性酵素 / protein kinase C / ネフローゼ / 糖尿病 / NADPH oxidase / 一酸化窒素 / 尿毒症毒素 / ピューロマイシンアミノヌクレオシド / reactive oxygen / Nephrosis / Diabetes / nitric oxide / uremic toxin / puromycin aminonucleoside / 活性酸素 / PKC / NMDA receptor / urenic foxin |
研究概要 |
私どもはネフローゼを起こすピューロマイシンアミノヌクレオシド(PAN)がハイドロキシルラジカル(・OH)の産生を増加させることを世界で最初に報告した.またこの・OH産生の非炎症細胞である単離肝細胞での増加が、リポキシゲナーゼやProtein kinase C(PKC)の阻害剤で阻止されることを古くから報告してきた.本研究ではPANがPKCの活性化を起こしていること、PKCの活性化が起こっている糖尿病ラットで・OHの産生が増加していることを報告した.これはPANによる・OH産生が膜結合型NADPH oxidaseに因ることを示唆する。 また、・OH産生はスーパーオキサイドと一酸化窒素のバランスに依存している.腎不全では尿素がアルギニン前駆体であるアルギニノコハク酸のアルギニンへの変換を阻害するためアルギニンの欠乏から一酸化窒素が減少し、これにより・OH産生が増加し、ついには、アルギニノコハク酸と・OHの産物である尿毒素起因物質グアニジノコハク酸が増加することを報告した。
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