研究課題/領域番号 |
11671055
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
腎臓内科学
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研究機関 | 東京慈恵会医科大学 |
研究代表者 |
宇都宮 保典 東京慈恵会医科大学, 医学部, 講師 (70231181)
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研究期間 (年度) |
1999 – 2001
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研究課題ステータス |
完了 (2001年度)
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配分額 *注記 |
2,800千円 (直接経費: 2,800千円)
2001年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2000年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
1999年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
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キーワード | 腎間質繊維化 / 遺伝子導入 / ICAM-1 / Interleukin-1 / 骨髄細胞 / マクロファージ / Interleukin-1 receptor antagonist / 腎間質障害 |
研究概要 |
骨髄由来CD11b陽性vehicle cell用いた腎間質炎症部位特異的な遺伝子導入の試み 【目的】ICAM-1の1igandであるCD11b陽性骨髄由来vehicl ecenllを用い間質炎症部位特異的に目的遺伝子を導入しうるか間質線維化モデルである片側尿管結紮(UUO)マウス'にて検討した。 【方法】UUOマウスの尿管結紮腎間質ではIL-1およびIL-1受容体の発現に伴い間質内ICAM-1の発現とマクロファージ浸潤を認めた。そこでDBA/2マウス骨髄よりCD11b陽性細胞(vehicle cenll)を作成し、アデノウイルスを用いマウスIL-1 receptor antagonist(IL-1ra)およびglucocererosidase(GC)遺伝子をex vivoで導入し、同マウスに片側尿管結紮24時間後IL-1ra^+(IL-1ra投与群)あるいはGC^+ vehicle cell(GC投与群)を尾静脈より投与し、6日後に腎組織を検討した。 【結果】IL-1ra投与群では尿管結紮腎間質内のICAM-1陽性部位にCD11b^+IL-1ra^+細胞を認めたが、ICAM-1陰性の対側非結紮腎ではCD11b^+IL-1raナ細胞を認めなかった。IL-1ra投与群ではGC投与群に比し尿管結紮腎間質内におけるマクロラァージ浸潤、ICAM-1発現が有意に減少し、さらにα-smooth muscle actinの間質内発現の有意な減少を認めた(P<0.01)。 【結語】骨髄由来CD11b陽性vehide cellを用い腎間質炎症部位特異的に機能的な目的遺伝子を導入しうることが示され、間質病変に対する遺伝子治療の可能性が示唆された。
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