研究課題/領域番号 |
11671074
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
胎児・新生児医学
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研究機関 | 慶應義塾大学 |
研究代表者 |
時枝 啓介 慶應義塾大学, 医学部, 助手 (20227565)
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研究分担者 |
佐藤 清二 慶應義塾大学, 医学部, 講師 (80146638)
池田 一成 慶應義塾大学, 医学部, 助手 (00193194)
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研究期間 (年度) |
1999 – 2001
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研究課題ステータス |
完了 (2000年度)
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配分額 *注記 |
2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
2000年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
1999年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
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キーワード | サーファクタント蛋白B / SP-B / 高濃度酸素負荷 / 呼吸障害 / 肺サーファクタント / 高濃度酸素 / 肺胞蛋白透過性 / リン脂質 / 肺機能障害 |
研究概要 |
肺サーファクタント蛋白B(SP-B)は肺の生理的表面活性を維持する上で重要な蛋白質である。SP-Bの完全欠乏は、マウス、ヒトともに出生直後に致死的呼吸障害を引き起こすが、SP-Bの部分欠乏であっても、高濃度酸素負荷などのストレス環境下で重篤な呼吸障害を引き起こすことがわかってきた。ヒト遺伝性SP-B欠乏の動物モデルと考えられているSP-B欠損マウスのヘテロ接合体(SP-B+/-)を95%酸素環境下に72時間留置すると重篤な呼吸障害を呈する。今回、我々は精製したSP-Bあるいは、その対照として脂質のみで合成したサーファクタントを事前に気管内投与したSP-B+/-マウスを、その後95%酸素下に72時間留置した。それぞれの呼吸機能を測定、比較検討したところ、脂質のみのサーファクタントでは予防効果が認められなかったが、SP-Bサーファクタント投与では、呼吸機能障害に対する予防効果が示唆された。
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