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新しいヒトTSH産生下垂体細胞株CHP2を用いたTSH遺伝子転写調節機構の解析

研究課題

研究課題/領域番号 11671084
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 内分泌学
研究機関名古屋大学

研究代表者

岩崎 泰正  名古屋大学, 医学部, 講師 (30303613)

研究分担者 森下 美奈子  名古屋大学, 医学部, 医員
研究期間 (年度) 1999 – 2000
研究課題ステータス 完了 (2000年度)
配分額 *注記
3,600千円 (直接経費: 3,600千円)
2000年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
1999年度: 2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
キーワード甲状腺刺激ホルモン / 下垂体 / 遺伝子転写調節 / TSH / 遺伝子発現 / ホルモン / 転写因子 / 甲状腺
研究概要

下垂体ホルモンの1つである甲状腺刺激ホルモン(TSH)はHypothalamo-Pituitary-Thyroid axis(HPT axis)の要であり、その構成要素であるα-subunitならびにTSHの特異性を規定しているβ-subunit遺伝子の発現調節の解明は、生体における甲状腺ホルモン調節系の全体像を理解する上で必須である。しかしながら、in vitroで継代培養が可能なthyrotroph由来の適切な培養細胞株が存在せず、homologousな系を用いた検討は行われていない。今回我々は、近年樹立されたヒトTSHβ-subunit発現下垂体前葉培養細胞株CHP2を用いて、TSHα-ならびにβ-subunit遺伝子の発現に関し詳細な解析を行った。まず本細胞がTSH産生細胞としての性質を保持しているか否かを検討した結果、本細胞ではthyrotrophに比較的特異的とされているTRβ_2やGATA2の内因性mRNAの発現が認められ、基本的にthyrotrophとしての性質を有している可能性が示唆された。また内因性α-subunitならびに導入α-subunit遺伝子プロモーターの良好な発現も確認され、cAMP/PKA系による調節も保たれていた。反面、TSHの発現に必須である転写因子Pit-1の発現を欠き、また実際、内因性ならびに導入TSHβ-subunit遺伝子の発現を認めないことなど、分化したTSH産生細胞株とするには不十分な結果であった。今後、本細胞を下垂体の幹細胞として、thyrotrophをはじめとする各種ホルモン産生細胞に分化誘導する試みを進める予定である。

報告書

(3件)
  • 2000 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1999 実績報告書

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公開日: 1999-04-01   更新日: 2016-04-21  

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