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受容体チロシンキナーゼのシグナル伝達におけるCblの機能の解明

研究課題

研究課題/領域番号 11671088
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 内分泌学
研究機関神戸大学

研究代表者

岡林 克典  神戸大学, 医学部, 助教授 (10233363)

研究期間 (年度) 1999 – 2000
研究課題ステータス 完了 (2000年度)
配分額 *注記
3,600千円 (直接経費: 3,600千円)
2000年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
1999年度: 2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
キーワードCbl / EGF受容体 / PI3キナーゼ / Akt / MAPキナーゼ / アポトーシス / PI-3キナーゼ / apoptosis
研究概要

受容体チロシンキナーゼのシグナル蛋白の一つであるCblは、癌化能をもたない細胞質に局在する蛋白で、上皮増殖因子(EGF)受容体からのシグナル伝達に対し抑制的に作用することが示されている。Cblにはホスホイノシタイド(PI)-3キナーゼをはじめ多くの蛋白が結合することが示されているが、Cblに結合するPI-3キナーゼの下流のシグナリングについては明らかでない。本研究では、野生型およびPI-3キナーゼ結合部位を欠失させた改変型Cblをアデノウイルスベクターを用いてCOS、A431、A549細胞に発現させ、EGF刺激に対する生物学的反応の変化を検討した。野生型Cblの過剰発現によりEGF刺激に対するEgf受容体チロシンリン酸化、MAPキナーゼおよびAktの活性化は低下した。改変型Cblの過剰発現によっても、これらの抑制の程度には変化がみられなかった。紫外線によるアポトーシス誘導に対するEGFの抑制効果は、野生型および改変型Cblの過剰発現により同程度に失われた。以上の結果より、CblはEGF受容体チロシンキナーゼを直接抑制することにより、EGF受容体の増殖シグナル伝達を抑制すること、およびCblに結合するPI-3キナーゼはEGF受容体の増殖シグナル伝達には関与しないことが明らかとなった。

報告書

(3件)
  • 2000 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1999 実績報告書

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公開日: 1999-04-01   更新日: 2016-04-21  

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