研究課題/領域番号 |
11671099
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
内分泌学
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研究機関 | 日本医科大学 |
研究代表者 |
芝崎 保 日本医科大学, 医学部, 教授 (00147399)
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研究分担者 |
大畠 久幸 日本医科大学, 医学部, 助手 (80256924)
新井 桂子 日本医科大学, 医学部, 講師 (60277118)
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研究期間 (年度) |
1999 – 2000
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研究課題ステータス |
完了 (2000年度)
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配分額 *注記 |
3,600千円 (直接経費: 3,600千円)
2000年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
1999年度: 2,900千円 (直接経費: 2,900千円)
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キーワード | corticotropin releasing factor / ストレス / テイルピンチ / ウロコルチン / 摂食行動 / 条件恐怖ストレス / 視床下部室傍核 / ノルアドレナリン / corticotropin-releasing factor / CRF受容体 / CRF受容体拮抗薬 / 視床下部 / ストレス反応 / 覚醒 |
研究概要 |
テイルピンチによる摂食増加機序へのcorticotropin releasing factor(CRF)の関与の有無を明かにした。1分間のテイルピンチをラットにかけるとその後30分間の摂食量は有意に増加し、この変化はCRF1型受容体の選択的拮抗薬により阻止された。2ngのCRFの脳室内投与は摂食量を増し、逆に1μgのCRF投与は従来の報告通りに摂食量を減らした。したがって、テイルピンチによる摂食促進には軽度のCRFの分泌促進が関与していると推測される。さらにこの機序にはドーパミン受容体やオピオイドも関与していることを明かにした。 次に、CRFファミリーに属しCRF2型受容体のリガンドと考えられているウロコルチンの摂食調節機序への関与について検討した。ウロコルチンのラット視床下部腹内側核への投与は摂食行動を抑制し、この作用はCRF1型受容体拮抗薬による影響を受けなかった。抗ウロコルチン家兎γ-グロブリンの両側腹内側核への投与は、摂食量を増加させた。したがって、視床下部腹内側核のウロコルチンは摂食行動に抑制的に作用し、この機序へのCRF1型受容体の関与はないと考えられる。 条件性恐怖ストレスをラットにかけると室傍核内のノルアドレナリン分泌は増加し、その変化はCRF1型受容体拮抗薬により阻止された。よって、条件性恐怖ストレス時の視床下部室傍核内のノルアドレナリン分泌にはCRF1型受容体が関与していると考えられる。
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