研究課題/領域番号 |
11671101
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
内分泌学
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研究機関 | 日本医科大学 |
研究代表者 |
亀谷 純 日本医科大学, 医学部, 講師 (20204638)
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研究期間 (年度) |
1999 – 2000
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研究課題ステータス |
完了 (2000年度)
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配分額 *注記 |
3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
2000年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
1999年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
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キーワード | GHS / GHS受容体 / グレリン |
研究概要 |
Growth Hormone Secretagogue(GHS)は視床下部と下垂体に作用して成長ホルモン(GH)の分泌を促進する人工的に合成された薬剤である。GHSの特異的受容体(GHS-R)のcDNAがクローニングされ、内因性リガンドの存在が想定されていた。近年、寒川らにより、GHS-Rの内因性リガンドとしてグレリンが同定されたが、この生理的意義はまだ明らかではない。本研究では1.GHRHのGHS-Rの遺伝子発現に及ぼす効果について検討した。成熟雄ラットにGHRHを投与すると下垂体GHS-RmRNAは対照ラットに比べて約2.5倍に増加した。下垂体培養細胞にGHRHを添加してもGHS-RmRNAは増加しない事よりこの反応は下垂体直接作用ではないと考えられた。2.GHSのGHS-Rに及ぼす効果について検討した。ラットにGHSを投与すると下垂体GHS-RmRNAは有意に減少した。下垂体培養細胞にGHSを添加する事によりこの現象は再現され、GHSによる脱感作現象がおこる機序の一つとしてGHSによるGHS-Rのdownregulationが考えられた。3.副腎皮質ホルモンのGHS-RmRNAに及ぼす効果について検討した。デキサメサゾンは下垂体に直接作用し、遺伝子転写率を増加させる事によりGHS-Rの遺伝子発現を増加する事を明らかにした。4.甲状腺ホルモンのGHS-Rに及ぼす効果について検討した。ラット下垂体初代培養細胞に甲状腺ホルモンを添加すると時間、容量依存的に下垂体GHS-Rの遺伝子発現は増加し、この作用は甲状腺ホルモンがGHS-RmRNAの半減期を延長させることにより起こることを明らかにした。5.グレリンをラットに中枢投与すると、視床下部Agouti-related proteinの遺伝子発現と摂食量が増加することを報告し、グレリンの中枢作用とその機序を明らかにした。
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